西武鉄道の走るレストラン「52席の至福」に乗りました。
隈研吾さんデザインのお洒落なレストラン車両で、コース料理を頂きながらの旅。規模は違いますが、気分は「オリエント急行」のようで、本当に「至福」の旅でした。
それでは、「52席の至福」のお料理のメニューや車内の様子や車内販売など、乗車レポートです。
目次
西武鉄道の走るレストラン「52席の至福」について
西武鉄道の走るレストラン「52席の至福」は、西武池袋または西部新宿発→西武秩父着のブランチコースと西武秩父発→西部池袋または西武新宿着のディナーコースがあります。
乗車時間は約3時間で、全席指定です。
ブランチコースは15,000円(乗車チケット、西武線一日フリーパス、コース料理、お土産、税)で、ディナーコースは18,000円(乗車チケット、西武線一日フリーパス、コース料理、お土産、税)です。
ディナーコースでは生演奏がある時もあるようですよ。
私が今回乗ったのは、ブランチコースです。
メニューは3か月ごとに変わるので、HPで確認してくださいね。
運行スケジュールもHPに乗っています。基本は土日の運行です。
「52席の至福」のブランチについて
座席にはカトラリーもセッティングされていて、西武鉄道のイラストの可愛い箱がありました。
ペーパーナプキンもランチョンマットもカトラリーまで全て「52席の至福」のロゴやマークが入っていました。
ロゴマークのコースターは持って帰ることができます。
コースターは4種類あり、どの席になるかは当日のお楽しみです。他の種類は購入することもできます。1枚500円です。
感動したのはオリジナルカトラリーで、52至福のマークが入っていて可愛くて、グッズ販売してほしいです!
この箱の中にはアミューズが入っていました。
「練馬産さつまいもとポークジャーキーのカルパチョ」
お料理も飲み物も西部線沿線の食材やお店の物を使っているのもポイントです!
「52席の至福」のブランチの飲み物、ワインのペアリングも!
「52席の至福」のブランチの飲み物は、ソフトドリンクは無料で有料でアルコールがあります。
無料のドリンクは、ジュース、狭山茶、ペリエ、コーヒー、カフェラテ、アイスティーで、こちらは何杯でもおかわりができます。
「レストラン」なので、紙コップではなくて、グラスで出てくるのが嬉しいポイントです。
ワインはソムリエおすすめのペアリングもあり、電車の中とは思えない本格的なレストランです!
ワインや日本酒も「秩父産」があり、ウィスキーやビールも「52席の至福」オリジナルのようです。
「52席の至福」のブランチメニューについて
ブランチのメニューはコースになっています。
まず、アミューズ、続いては前菜「至福のニース風サラダ」です。
大きなプレートにたっぷりのお野菜、贅沢なサラダでした。
次は、「淡路島玉ねぎのオニオングラタンスープ」です。
淡路島の玉ねぎの甘みが良く出ていて電車のレストランとは思えないです。
こちらにも秩父の食材が使われていました!
「秩父にあるラパンノワールくろうさぎのバゲットのクルトン」を使っているそうです。
メインは「ブランケット・ド・ヴォー 仔牛のクリーム煮込み」です。
お料理の写真だけ載せると普通のレストランにいるようですね。
窓からの景色はこんな感じでした。
本当に「走るレストラン」です!
デザートは「フロマージュブランのムース 深紅のベリーソースを添えて」です。
秩父やまなみチーズ工房のフロマージュブランだそうです。
「電車の中」だという証拠写真です(笑)。
コースの〆は「よこぜのおいしい紅茶」でした。
コーヒーやカフェラテもオーダーできます。
お料理はこちらで全てですが、なんと、お土産もありました。
「52席の至福」のお土産、コーヒーとクッキー
「52席の至福」にはお土産もついていて、お土産は「52席の至福」のブレンドコーヒーと口福製作所のクッキーでした。
「52席の至福」の車内、四季を感じるデザイン
52席の至福は4両編成で、1両はイベントスペース、2両がレストラン車両で1両がキッチン車両でした。
レストラン車両は天井のデザインが違います。
こちらは柿渋和紙の天井です。
こちらは西川材の格子天井です。
雰囲気が違ってどちらも良いですね。
都会を走っている時よりも山が見えて来たときの方が車内が素敵に見えます。
キッチン車両では仕上げをしているところでしょうか。キッチン車両があるので、温かいお料理がいただけます。
キッチン車両に「52席の至福」のオリジナルグッズの見本があります。
他には秩父の指揮のポストカードが飾ってあったり
車両の入り口はドアではなく「暖簾」なのも雰囲気がありました。
1号車は何もなくて、逆に何にでも使えそうですね。
車両の外装も秩父の四季を描いているそうです。
「52席の至福」の車内販売、購入方法とオリジナルグッズ色々
「52席の至福」はオリジナルグッズも色々あります。
コースターは1枚はもらえるので、他の種類を買って揃えても良いですね。
私はノートとマグネットを買いました。
Kumpelのノートでロルバーンのノートのようで使いやすそうです。
車内販売は、座席に注文票があるので、そちらに書いてオーダーします。
お料理が終わる頃にグッズもラストオーダーになるので、グッズを買いたい方は早めに決めておいた方が良いです。
支払方法は、クレジットカードは使えず、現金かICカードのみです。
グッズを購入するとオリジナルの紙袋に入れてくれます。
なんと、シールまでオリジナルというこだわりです。
「52席の至福」の予約方法
52席の至福は、公式HPからの予約かツアーでの参加になります。
予約は3ヵ月前第2木曜日が受付開始です。
公式HPからの予約は2名から4名までで、1名では予約はできません。
52席の至福に一人で乗る方法
「52席の至福」は2名からしか予約ができないのですが、クラブツーリズムから予約をすれば1名からでも参加ができます。
実は、今回は私は一人で参加しました。
1人でツアーに参加するのは初めてで不安でしたが、一人旅の方たちと同じテーブルになり、皆さん趣味が同じで、同じ車両内で一番盛り上がっていたのではないかと思うほど楽しい時間を過ごすことができました。
クラブツーリズムは一人旅プランが色々あるようなので、他にも行ってみたくなりました。
「52席の至福」のおもてなし
52席の至福は、「おもてなし」も良かったです!
なんと手書きのカードまでいただきました。
秩父まで行く途中の芦ヶ久保駅で途中下車をする時間があり、戻ってきたらテーブルにお土産とメッセージカードが置いてありました。
途中下車をした際には記念撮影もでき、道の駅でお買い物ができます。
カードだけではなく、スタッフの皆様が温かくおもてなしをしてくださり、本当に「オリエント急行」に乗っているようなラグジュアリーな時間を過ごすことができました。
「52席の至福」の感想
「52席の至福」の旅は本当に至福の旅でした。
お料理も美味しく、雰囲気も良くて、料理の素材から車内のインテリアまで全て「西武線沿線」にこだわっていて、「西武愛」を感じました。
メニューは季節ごとに変わるので、何度でも乗りたくなります。ディナーコースも乗りたいです。
今回は、一人での参加でしたが、大切な人との記念日にもピッタリだと思います!
とにかく「52席の至福に乗ってみたい!」という想いで一人で参加してみましたが、旅の話で盛り上がり、さらに、私のブログを読んでくださっていた方がいて、本当に嬉しい出会いでした。
色々なお話を聞いていたら、全国の観光列車に乗りたくなりました。
観光列車もタイミングが合わないと乗れず、「いつか乗りたい」と思っているとその列車が終了してしまうことは良くあります。なので、行きたいと思った時がタイミングです。
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