銀座の歌舞伎座で歌舞伎演目にちなんだメニューのアフタヌーンティーがあると知り、行ってきました。
歌舞伎の演目は月ごとに変わるので、メニューも月ごとに変わります。
歌舞伎鑑賞は、演目の合間にお弁当を食べるのも楽しみの一つで、お芝居とお芝居の間の休憩時間を幕の内と言い、幕の内に食べるお弁当ということで、「幕の内弁当」が生まれました。
幕間(まくあい、お芝居の休憩時間)にお弁当を食べるのではなく、「アフタヌーンティー」というのも「令和」の歌舞伎の楽しみ方ですね。
しかも、アフタヌーンティーは、歌舞伎を鑑賞せずにレストランだけ利用ができるので「銀座でのアフタヌーンティー」としても楽しむこともできます。
それでは、歌舞伎座アフタヌーンティーレポートです。
目次
歌舞伎座アフタヌーンティーの場所
歌舞伎座アフタヌーンティーができるのは、お食事処「花籠」です。
場所は、歌舞伎座の3階です。
歌舞伎を観劇しない場合のレストランへの行き方
観劇をする場合は、歌舞伎座の中からも行けますが、観劇しない場合は、外から入ります。
東銀座駅の地下に歌舞伎座のお土産が売っている場所があります。
タリーズ、セブンイレブンの先にエレベーターがあり、そこから行きます。
注意点としては、レストランが営業していない時間は、3階には止まりません。
予約をしていても、早めに行くとエレベーターが止まらないので、10分ぐらい前が良いと思います。
歌舞伎座アフタヌーンティーについて
歌舞伎座のお食事処「花籠」のアフタヌーンティーは、毎月、メニューが変わります。
1日30食限定で、時間は、①13:30~15:00、②17:00~18:30で、完全予約制です。
予約は、利用日の2日前の夕方5時が締め切りです。
値段は2,600円(税抜)です。
アフタヌーンティーは、歌舞伎座の公式サイトやオズモールから予約ができます。オズモールだとスパークリング付きです。
時間は90分と短く、あくまでもお芝居とお芝居の間にお弁当を食べるのと同じ感じです。
アフタヌーンティーのメニューは月替わりですが、メニューの構成は、その月の演目にちなんだお菓子と季節のお菓子の花籠と、季節の食事が入ったお重と、ポットのほうじ茶とワンドリンク付きです。
歌舞伎座アフタヌーンティーのメニュー
2022年8月のアフタヌーンティーのメニューは、夏らしくさっぱりしたものでした。
「和のアフタヌーンティー」らしく、お重もあります。
花かごとお重があり、花かごにはスイーツ、お重はお食事です。
花かごには「季節のお菓子」と今月の歌舞伎演目に合わせた演目菓子があり、今回の注目は、スイカパンでした。
スイカの形をしていて、ちゃんと種のようなものも入っています!
スイカパンって初めてみました!
これは、実はメロンパンで、種はチョコチップでした。それにしてもよくできています。
このスイカパンは歌舞伎座の地下1階のパン屋さんで売っているので、スイカパンが気になった方は、そちらで買えますので、チェックしてみてくださいね。
季節のお菓子は、スイカパン以外には、
・いちじくのチョコタルト
・トマトレモンゼリー
・デザート白玉サングリア
・アーモンドミルクプリン
がありました。
こちらがデザート白玉サングリア
白玉とフルーツがカシスジュースの中に入っていて、爽やかです。
アーモンドミルクプリンは、キャラメルソースが甘くておいしかったです。
アーモンドミルクプリンの飾りは、歌舞伎の隈取の模様。
そして、実は、地味に見える「トマトレモンゼリー」が私はとても気に入りました。
この日はとても暑かったので、レモンがさっぱりとしていて、「トマトってこういう食べ方があるんだなー」と、新しい発見でした。
いちじくのチョコタルトには、ハートのチョコがのっていました。
8月の演目菓子は、「土方歳三ようかん」でした。
8月の歌舞伎演目の「新選組」にちなんだお菓子で、新選組土方歳三の菩提寺の高幡不動尊の「高幡まんじゅう松盛堂」のものです。
土方歳三ようかんも歌舞伎座の売店で購入できます。
お重は、少しずつ和食を楽しむメニューでした。
ひょうたんの形のとうもろこしご飯、隣が梅ひじきご飯、卵焼きに鶏肉の照り焼き。
照り焼きは、「定式幕色」になっていて、歌舞伎の幕の三色、黒(照り焼き味)、赤(トマト味)、緑(枝豆味)で、これも歌舞伎座ならではですね。
こちらは、ジャガイモと豆乳の冷静スープ、揚げ茄子、鱧のから揚げ、帆立と海老の爽やかマリネです。
鱧料理が出てくるなんて!
お重のメニュー全体も、ちょっと高級和食を食べに行った気分になりました。
大好きなとうもろこしご飯もあり、スイーツも和菓子が中心なので、アフタヌーンティーというより「和食のランチ」のような感じでした。
歌舞伎座アフタヌーンティーの飲み物
アフタヌーンティーの飲み物は、ワンドリンクがついています。
・コーヒー(ホット、アイス)おかわり自由
・紅茶(ホット、アイス)
。カモミールティー
・緑茶
・ソフトドリンク
コーヒーだけはおかわりできます。
紅茶は、ティーバックのものでした。
アフタヌーンティーのドリンクとは別に、ほうじ茶のポットがテーブルにおいてあります。
お茶碗が歌舞伎っぽくて、こちらの方がアフタヌーンティードリンクのようです(笑)。
歌舞伎座アフタヌーンティーの感想
歌舞伎座のアフタヌーンティーは、全体的に「和」の要素で、「お芝居の合間に食べるお弁当」のようなアフタヌーンティーなのが面白かったです。メニューも年配の方にも食べやすいのではないかと思います。
現在、お食事処「花篭」は、コロナ対策もあり「黙食」なので、アフタヌーンティー単体として誰かと一緒に楽しむのはちょっと難しいですが、逆に一人で行っても全く寂しくはありません。
席には名前が貼ってあり、旅館の食事会場を思い出しました。
こんな感じでセッティングされています。
マスクケースもあり、裏側には歌舞伎の演目が書いてありました。
歌舞伎座のアフタヌーンティーは、あくまでも「お芝居の合間のお弁当」のような感じなので、周りの方も食べ終わったらすぐに席を立っていました。
のんびり「お茶を楽しむ」アフタヌーンティーではないですが、歌舞伎の雰囲気をちょっと味わうという楽しみ方ができます。
歌舞伎座にはお土産もたくさんあり、「お芝居を見て、食事して、お土産を買って帰る」、江戸時代ではディズニーランドのようなアミューズメントパークだったのだろうな~なんて思います。
歌舞伎座のお土産は、やはり歌舞伎揚げ?
スヌーピーと歌舞伎のコラボグッズもあり、かなり可愛いです!
歌舞伎の雰囲気を少し味わってみたい方、銀座でランチをしたい方などにおすすめです。
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