名古屋グルメの代表選手の味噌カツ。名古屋観光のYouTubeを見ていると、かなりの確率で「矢場とん」がでてきます。
「なごやめし」といえば、ひつまぶし、手羽先、きしめん、台湾ラーメンなど色々ありますが、忘れてはならないのが「味噌」。味噌カツ、味噌煮込みうどん、味噌おでんなど、各家庭には「つけてみそかけてみそ」というチューブタイプの味噌だれまであるという、お味噌が好きな土地柄のようです。
みそかつは、食べるまでは「話のネタに・・」ぐらいの気持ちでそれほど興味はなかったのですが、「矢場とん」には1回は行かないとと思って行ってみたら、すっかりはまってしまいまして、名古屋に行くと必ず「矢場とん」に行くようになりました。
それでは、矢場とんレポートです。
名古屋名物みそかつ「矢場とん」とは
矢場とんは、昭和22年創業のとんかつ屋さんで、「矢場のとんかつ」として創業。矢場は名古屋の地名で、矢場とんの本店は矢場町にあります。
本店は、地下鉄名城線「矢場町駅」4番出口から徒歩5分 、地下鉄鶴舞線「上前津駅」9番出口から徒歩5分です。
名古屋名物みそかつ 矢場とん – 名古屋と言えば「みそかつ」。「みそかつ」と言えば「矢場とん」 (yabaton.com)
矢場とんのみそカツは、味噌だれがたっぷりかかっているのが特徴ですが、これは、初代店主が串カツを豆味噌で煮込んだたれの中にドボンとつけて食べておいしかったから、というのがルーツのようです。
初めて食べたときに、「とんかつに味噌だれがかかっている」というより、「味噌だれの中にとんかつが入っているよう」に見えてびっくりしましたが、そういう由来だったのですね。
矢場とんのメニュー①店内編
矢場とんの看板メニューは、「わらじとんかつ」(1,400円)です。
単品が1,400円、定食は1,800円、ごはん、みそ汁、漬物がついています。ごはんのおかわりは無料です。
わらじとんかつとは、「わらじ」と同じ大きさのとんかつです。
初めてこのとんかつを見たときは、「大きくて食べられないのではないか?」「男子学生みたい!」と思いましたが、意外といけます。
味噌だれがたっぷりかかっていて、お店の人がかけてくれるのですが、その量を見て、「そんなにかけたらしょっぱくなるじゃん!」とびっくりしましたが、ソースではなく味噌だれなので、もちろんしょっぱくなく、たっぷりとたれをつけるのが美味しいので、癖になりました。
「わらじとんかつは大きくて食べられなさそう」と思う方におすすめが、ひれとんかつです。
ひれとんかつ(中 120g) 1,400円、定食は1,800円です。
こちらも、「ひれかつなのに味噌だれの海」になり、初めて見たときは、ギョッとしたのですが、味噌だれに浸かったヒレカツもおいしくて、こちらもはまりました。
季節限定で、冬季はカキフライもあり、カキフライももちろん味噌だれです。
牡蠣フライは、単品が1,400円、定食が1,800円です。
味噌だれがカキの殻に入っていたのがポイントです。
カキフライは「みそだれの海」にはならないようですね。
他にも、「味噌かつ丼定食」や「極上リブ鉄板とんかつ」などもあります。
矢場とんのメニュー②テイクアウト編
矢場とんはテイクアウトのお弁当も充実しています。名古屋駅の新幹線口の近くに矢場とんのテイクアウト専門店があり、私は新幹線に乗る前によく買っていました。
お手拭きも持ち帰りの袋(有料)も徹底的に矢場とんです。
こちらは、えびカツサンドです。
ぷりぷりのエビが入っています。
サンドイッチだと、新幹線の中でも食べやすいです。
とんかつ屋さんなので、「ひれかつサンド」を買いたいと思うのですが、私が行く時間は売り切れていることが多く、まだ、ひれかつサンドは食べていません。
お弁当は、わらじとんかつ、ロースとんかつ、ひれとんかつがあります。
お弁当の中には、真空パックの味噌だれとゴマなどが別添えで入っています
私は新幹線の中で食べることが多かったので、そのままかけて食べていたのですが、味噌だれを温めて食べるのもおすすめのようです。
味噌だれだけでも販売しているので(1個600円)、お土産にするのも良いですね。
お店と同じように、カツを「みそだれの海」に浸します。
最初にゴマをかけてしまったのですが、ごまは食べている途中でかけて、「味の変化」を楽しむものらしいです。
名古屋めしは、味の変化が特徴なのか、なごやめしの代表選手のひつまぶしも、食べ方を変えて、味の変化、「味変(あじへん)」させますね。
味噌だれはソースのように少しだけかけて、最初からごまとからしをつけてしまうのは、まだまだ名古屋めしの初心者のようです(笑)。
矢場とんの世界観がすごい!
矢場とんのお店の中は、こだわりが色々あり、これも面白いのでぜひ見てみてください。
矢場とんのキャラクターは、「広報部課長」のぶーちゃんです。
お店に行くとぶーちゃんグッズがたくさんあります。
ちなみに、ぶーちゃんぬいぐるみは、1体2,000円で、こちらを購入すると、1体につき100円が「カンボジア小学校プロジェクト」に寄付されるそうです。
ぶーちゃんを買うだけで社会貢献ですね!
ちなみに、ぶーちゃんの後ろ姿はこんな感じです。
お店の中も宣伝部広報課長さんは頑張っています。入り口にもいました。
お店の椅子や天井まで、ぶーちゃんがいるので、見てみてください。
お茶碗も矢場とんオリジナルです。
お箸、お手拭き、お弁当の箱や袋など、全く手を抜かずに「矢場とん」の名前入りで、感服しました。
ただのアクリルボードを置くのではなく、ついたてにもぶーちゃんがいました。
ぶーちゃんグッズやみそかつなどは、ネットでも購入できます。
矢場とんショッピング – 名古屋老舗の味を家で味える。矢場とん通販サイト (yabaton.jp)
名古屋駅周辺の矢場とんの店舗
名古屋駅の近くの矢場とんの店舗は、エスカ地下街と名鉄百貨店本館9階にあります。
テイクアウト専門店は、JR名古屋駅の中とジェイアール高島屋の地下1階にあります。
エスカ地下街のお店は、「定食屋さん」という感じで出張中のサラリーマンのような方が多く、名鉄百貨店の方が少し高級感がありました。
メニューは同じなので、どちらの雰囲気が好きなのかは好みの問題です。
東京にも矢場とんがある
名古屋に行かないと矢場とんのみそカツは食べられないと思っていたので、矢場とんについて熱く語っていたところ、友達から、「あー、これ、そこにあるよ」と衝撃の一言が!
「えええー----っ!!!」
衝撃でした。
そうなのです。東京にも矢場とんがありました。
矢場とん 東京銀座店(銀座/創作料理)<ネット予約可> | ホットペッパーグルメ (hotpepper.jp)
しかも東京駅でも買えてしまうのです。
矢場とん東京駅グランルーフ店 – 名古屋名物のみそかつ (gorp.jp)
「名古屋限定」「名古屋に行かないと食べられない」だと思っていたら、東京でも食べられると知り、嬉しいような悲しいような、複雑な気持ちですが、「東京ってなんでもあるんだな」と改めて思いました。
東京にもありますが、好きな「なごやめし」です。
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