京都・奈良・大阪間を走る近鉄観光特急「あをによし」に乗りました。
「あをによし」は奈良の都をイメージしたデザインの車両で、とっても人気があり、予約がなかなか取れない電車です。
せっかく「あをによし」に乗るので、一番長く楽しもうということで、京都から奈良経由で大阪まで乗りました。
あをによしの乗り方や車内での楽しみ方などのレポートです。
目次
あをによしの予約時の注意点、一人で乗る方法
あをによしに乗るためには予約が必要です。乗車日の1か月前の10時30分からインターネットや窓口で予約ができます。
近畿日本鉄道|特急券のインターネット予約・発売について (kintetsu.co.jp)
あをによしの座席は2名用のツインシートと3~4名のサロンシートがあります。
あをによしに乗る時の注意点ですが、シートごとに予約をするため、他人と相席になることはありません。そのため、一人で乗る場合も、2人分の座席を購入せねばなりません。
また、インターネットで予約は特急券と指定券のみなので、乗車時には乗車券が必要です。
乗車券は、SuicaなどのICカードで大丈夫です。
ツインシートの予約なので、3人や1人で乗る時はどうするのかと思いますよね。
1人で乗る場合は、自分の分の乗車券・特急券・特別車両券だけではなく、追加でこども分の特急券・特別車両券を購入する必要があります。
私は、京都から大阪難波まで乗ったのですが、大人1人だと、特急券+特別車両料金+乗車券で2,140円で、子供料金を追加すると2,650円で、一人で乗る場合は、510円の追加でした。
あをによしの車内は正倉院のようなデザインが素敵
あをによしのエンブレムは、東京オリンピックのメダルのデザインをした川西純市さんのデザインです。
メインカラーは、冠位十二階で最上級の色だった紫色が使われています。
紫と緑の色合いが「日本古来の色」という感じで、とっても素敵でした。
天井の模様も天平文様で、色合い、デザインと、奈良っぽくて可愛いかったです。
座席のブルーのライトも正倉院の瑠璃杯(るりのつき)がモチーフになっています。
もう、「走る正倉院」ですね!
そして、お手洗いの洗面台の陶器に椿が描かれているので、こちらも必見です。
あをによしのツインシートは座り心地抜群!
あをによしの座席は、特注デザインで、座り心地が抜群です!
一般的なグリーン車よりもゆったり寛げるとおもいます。
座り心地がよくて、「乗車時間が短すぎる」と思ってしまいます。
ふかふかのシートでした。
あをによしの座席、コンセントやスーツケース置き場など
あをによしの各座席のテーブルの下にはコンセントがありました。
旅行中はスマホの充電がすぐに切れてしまうので、コンセントがあると安心ですね。
各車両には、スーツケースを置くスペースもあるので、大きな荷物があっても大丈夫です。
荷物置き場はこんな感じです。
あをによしの車内販売、車内限定スイーツとオリジナルグッズ
あをによしには車内販売があります。ワゴンでの販売ではなく、販売カウンターが2号車にあります。
車内販売はめちゃめちゃ人気があるので、乗ったらすぐに買いに行くのが良いと思います。
スイーツ、飲み物、あをによし限定のクラフトビールもあります。人気なのが、車内限定の「あをによしバターサンド」と大仏プリンです。
私が行ったときは、すでに大仏プリンは売り切れていて残念ながら買えませんでしたが、バターサンドは購入できました。
あをによしバターサンド(2個入り)とドリンクのセットで1,100円で、バターサンド単品は850円です。
バターサンドのボックスも「あをによし」カラーで、バターサンドも紫で、しかも金粉もかかっていました!
バターサンドはシェラトン都ホテル大阪製造で、とっても美味しかったです。
持ち帰りもできますが、賞味期限が1日と要冷蔵なので、持ち帰りよりも、車窓を楽しみながら食べると美味しさ倍増だと思いますよ。
大仏プリンを食べられなかったのは心残りです。
車内限定グッズもこちらの販売カウンターで購入できます。あをによしのキーホルダーやタオルなどのオリジナルグッズがあります。
オリジナルグッズはこちらで確認できます。
車内サービス|観光特急あをによし|近畿日本鉄道 (kintetsu.co.jp)
私はクリアファイルを購入しました。
黄金のクリアファイルです(笑)。
あと、販売カウンターには記念乗車証もあるので、こちらも忘れずにもらってきましょう。
記念乗車証の裏側は和歌が書いてあります。
車名の「あをによし」は、「奈良」にかかる枕詞です。車名もデザインも、本当にセンスの良い電車です。
あをによしの車窓の見どころ、平城宮跡
あをによしは、大阪と京都から奈良へ行く特急電車で、大阪から京都、京都から大阪行きもありますが、どちらも奈良経由になります。
大阪市内を走っているときは都会の中なのですが、奈良では平城宮跡が見られます。
あっという間に通り過ぎるので、見逃さないでくださいね。京都⇔大阪に乗ると、平城宮跡を2通るので、1回見逃してもチャンスはあります。
あをによしの車体はエリザベス女王も乗られた12200系
あをによしに乗っていて、本当に豪華な電車だと思っていたら、こちらは、エリザベス女王も乗られたことのある12200系を改装したものだそうです。
「エリザベス女王と同じ電車」と思うと、さらに豪華に感じられてしまいます(笑)。
あをによしの車内の楽しみ方
あをによしに乗ったら、豪華車内を探検したいのは山々ですが、まず最初に販売カウンターへ行くことをおすすめします。
理由は、販売カウンターは人気なので、「空いてから行こう」と思っていても、ずっと混んでいて空かないことと、空いたときには欲しいものは売り切れている可能性も高いからです。
スイーツは買わないでグッズだけを買いたい場合は、後からゆっくり行っても良いと思います。
スイーツと飲み物を買って、座席でくつろぐのが最高です。
特に、奈良が近づいてきたら景色がいいので、座席でゆっくり過ごしたいです。
窓が大きいのもポイントです。
車内には、ライブラリーもあり、奈良の関連の本が置いてあります。
ライブラリーにはソファーもあり、こちらに座って本を読むことができます。
だけど、車内探検をして、車内販売でおやつと飲み物を買って食べていたら、あっという間に奈良に着いてしまいます。
車内をゆっくり楽しみたい方には、大阪⇔京都がおすすめです。
あをによしの感想、リーズナブルに豪華電車の旅ができる!
あをによしは、デビュー前に近鉄の駅でポスターを見かけてからずっと乗りたいと思っていた電車です。
念願叶って乗ることができ、想像以上に素敵な電車でした。
車内も写真に収められていませんが、細かいところまで徹底的に「正倉院」のようなデザインになっていて、とにかくセンスが良いです。
こんなに豪華なのに、普通の特急列車にプラス210円ぐらいで乗れてしまうなんて最高です。
奈良に行くならば、絶対におすすめな電車で、鉄道初心者の方も、ここから「乗り鉄」になってしまうかもしれないぐらい素敵ですよ。
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