海外旅行での飛行機の乗り継ぎは、時間を持て余すことがよくあります。この時間を有効活用できないかと思い、敢えてシンガポールで乗り継ぎをして、観光をしてみることにしました。シンガポール乗り継ぎ一日観光をレポートします。
目次
シンガポール、乗り継ぎで観光できる?
シンガポールのチャンギ空港はアジア一のハブ空港で、乗り継ぎも多く、便利です。私は、ただ単に「シンガポールにも行きたい」という理由で、バリ島へ旅行へ行くときにシンガポール経由にして、乗り継ぎの時間でシンガポールで観光をすることにしました。
トランジットでも、入国手続きをすれば、国内に入れます。
手続きは通常の入国と同じで、出国も同様です。
シンガポールは空港から都市へも近く、交通も発達しているので、トランジットで観光するにはぴったりでした。
シンガポール、乗り継ぎで1日観光プラン
チャンギ空港に早朝5時に到着しました。次の飛行機までたっぷり時間を取り、約10時間の滞在です。
現金も必要になるかもしれないので、8000円ぐらいカードキャッシングでおろしました。
手続きなどを終えてもまだ6時、観光地もお店も閉まっています。でも、シンガポールのシンボルにもなっているマーライオンやマリーナベイサンズは特に時間は関係ないので、「とりあえず見ておこう」と行くことにしました。
移動手段は、タクシーかMRT(鉄道)があります。空港まで地下鉄がつながっているのと、ちょうど始発が動き始めたので、のんびりと地下鉄で移動してみました。
MRTは、日本の鉄道と変わらず、誰でも乗れると思います。
シンガポール、乗り継ぎで観光プラン①マーライオン公園
MRTのラッフルズプレイスを降りて、マーライオン公園に向かうと、マリーナベイサンズが見え、「シンガポールに来た!」と実感します。
マーライオン公園につくと、早朝にも関わらずジョギングをしている人や観光客が結構いました。しかし、何か違和感を感じます。
「あれ?何か違う。」
違和感の正体はこちらです。
マーライオンから水が出ていないのです!
マーライオンって24時間営業じゃないのですね。
「とりあえずこの景色を見たからいいか・・」と思っていたら、マーライオンが動き始めました!
どうやら7時から営業開始のようです。
マーライオンの後ろにもマーライオンがいました。
シンガポール、乗り継ぎで観光プラン②カヤトースト
せっかくシンガポールに来たので、ローカルの朝食「カヤトースト」を食べに行きました。
カヤトーストとは
カリカリに焼いたトーストに、バターと卵とココナッツミルクがベースのカヤジャムをサンドして食べるシンガポールのローカルフードです。
カヤトーストに温泉卵とコピ(砂糖、練乳入りのコーヒー)かテ(砂糖、練乳入りの紅茶)を付けるのがローカル流で、これを朝食に食べるのだそうです。
テ(Teh)やコピ(Kopi)は、カップにレンゲがついていて、レンゲで飲むのがポイントです。
カヤトーストもコーヒーも紅茶も甘いので温泉卵のしょっぱさが合います。ただ、温泉卵は半熟なので、おなかの弱い方は気を付けてください。生卵が安全なのは日本ぐらいだそうで、卵にあたるとかなり辛そうです。私は、旅行初日だったで卵はやめておきました。
キリニーコピティアム
シンガポールにはカヤトーストのお店が色々あり、チェーン店もあります。私のおすすめはキリニー・コピティアムです。こちらのカヤジャムは保存料などは入っておらず美味しいですよ。
場所は、MRTサマセット駅から歩いて7~8分です。
中国語の看板が並んでいる中にありました。お店の中も中華圏の人が多い印象でした。
私も地元の人に混ざって、カヤトーストと練乳入りのミルクティーで朝食です。
カヤトーストは、ホテルの朝食ビュッフェにもありますので、是非ローカルフードを試してみてください。
カヤジャムについて
シンガポールのカヤジャムは日本では同じものは手に入りません。日本で売っているものは、ローカルのものとは違います。
シンガポールでは専門店だけではなく、スーパーやホテルなどでもカヤジャムを購入できます。
キリニーコピティアムのカヤジャムはお店の厨房で作っていて、賞味期限が短く要冷蔵です。ヤクンカヤトーストのお店はたくさんあり、こちらでは小さいサイズのカヤジャムもありました。
カヤジャムは、トーストだけではなく、カレーの隠し味に入れてもおいしいので、ぜひお試しください。
カヤジャムを持って帰る時の注意点
カヤジャムを日本に持ち帰る際には注意点があります。カヤジャムは液体扱いです。私は、トランジットでスーツケースを預けたままだったので、手荷物で持っていたら、空港で見事に没収されてしまいました。
空港でも売っていますが、手荷物だと没収です。カヤジャムは必ずスーツケースに入れてください。スーツケースの中で割れないようにしっかり包むことも忘れないでくださいね。
シンガポール、乗り継ぎで観光③アラブストリート
シンガポールには、アラブ人街、インド人街、中華街があり、それぞれ行ってみるのも雰囲気が全然違って面白いです。
私は、カヤトーストの朝食を食べた後、アラブ人街へ行きました。
MRTブギス駅を出て徒歩5分ぐらいです。MRTは日本の地下鉄のような感覚で乗れて安心でした。
モスクや写真映えスポットも色々あり、歩くだけでも面白いですよ。
香水瓶のお店があったり、レストランやお店もタイルの模様がきれいで、見て歩くだけでも面白かったです。
シンガポール、乗り継ぎで観光③高島屋でショッピング
シンガポールには高島屋があります。日本のデパートの高島屋です。
高島屋の地下には、シンガポールのお土産もあり、ブンガワン・ソロのクッキーやTWGなどがありました。
ピンクの缶がブンガワン・ソロで、缶が可愛いですのですが、ちょっと大きいです。ブンガワン・ソロではないですが、その近くに、チキンライスのクッキーも売っていました。こちらの缶も面白いですよね。
TWGはシンガポールにいくつか店舗がありますが、ここでは、「シンガポール高島屋限定の紅茶」が買えます。こちらは、パッケージを開けると、なんと!高島屋のバラのマークなのです。
日本にはないので、話のネタにもお土産にもおすすめです。
TWGはほかにも、マリーナベイサンズ限定の紅茶など、ホテル限定の紅茶などもあり、こちらはホテルのショップで買えます。
お土産にはムスタファセンターもおすすめですが、高島屋は駅からも近く、タクシーも捕まえやすいのでおすすめです。
ムスタファセンターについてはこちらをご覧ください。
シンガポール、乗り継ぎで観光はできる!
プチ観光をして、空港に戻りました。MRTで空港に向か、ちょっと時間がかかり冷や冷やしましたが、無事に出国手続きをして飛び立てました。空港へ行くのは、もしかしたら、タクシーの方が早いかもしれません。
私は、乗り継ぎ時間に観光をするためにあえて、早朝着で夕方発の飛行機を選びました。シンガポールに滞在したのは10時間ほどですが、2か国旅行ができてお得な気分です。
乗り継ぎ場所が選べるのならば、シンガポールがおすすめです。あまり時間がなくても空港は充実していて1日いられるのではないかと思うほどです。私は早朝から夕方までの滞在でしたが、午後でしたらホテルのアフタヌーンティーもいいですし、夜だったら、マリーナベイサンズの夜景も楽しめます。
せっかくの海外旅行なので、時間を有意義に過ごす「乗り継ぎで観光」はおすすめです。
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