イギリスのコッツウォルズは、ロンドンから日帰りツアーも出ている人気の村です。
イギリスへ6泊8日で旅行をした時に、ロンドンだけではもったいないので、コッツウォルズへ行こうと決めました。コッツウォルズへはロンドンから日帰りでも行けますが、せっかくならば美しい村を満喫したいとコッツウォルズ一泊二日のプランを立ててみました。
ガイドブックを読むと簡単に行けそうに思えたコッツウォルズへの旅ですが、日本のように簡単ではなく、初めてのイギリスでの失敗談なども含め、イギリス初心者が個人旅行で公共手段を使って行くコッツウォルズへの行き方を書こうと思います。
目次
ロンドンからコッツウォルズ(Cotswolds)へ行く方法
ロンドンからコッツウォルズへ行く方法で一番簡単なのが、ツアーに参加することです。
色々なツアー会社でもVELTRAでもありますので、ロンドン滞在中でも予約をして行くことができます。
でも、ツアーじゃなくて、「好きなところを自由に見たい!」と、個人で行くことに決めました。イギリスには鉄道もあるし、日本の国内旅行のようなノリで「電車とバスで行ける!」と簡単に思ってしまったのが失敗の元で、日本の鉄道やバスと外国の公共手段を同じように考えてていると痛い目に合います。
公共手段で行くには、ロンドンのパディントン(Paddington)駅から電車で行き、その後、バスに乗って行きます。バスは行きたい村によって違います。他にはレンタカーという手もあります。
ロンドンからコッツウォルズへの旅①パディントン駅で切符を買う
ガイドブックを読んだりやネットで検索をするとコッツウォルズへは普通に電車で行けそうだと思ってしまいます。外国だということも忘れて、「いざとなればGoogle先生もいるので、大丈夫だろう」と、テットベリー(Tetbury)の可愛いホテルを予約しました。
ロンドンのホテルを少しリーズナブルに抑えたので、このホテルをとても楽しみにしていたのです。
まずは、パディントン駅から電車に乗ります。パディントン駅は、「パディントン」のお話や映画の舞台になっている駅で、とにかく広いです。東京駅のような感じでしょうか。
当然ですが、まず、「切符を買う」ことからスタートします。
テットベリーへはグロースターまで電車で行き、そこからバスに乗ります。
駅でグロースターまでの切符を買おうとしましたが、どうやって買うのかさっぱりわかりません。
自動販売機で何度かチャレンジしてわからなかったので、窓口へ行きました。
わからない時は、窓口に行けば買えます。英語が通じなくても地図を指せば通じますので、地図を持っていきましょう。往復で買えるので、グロースターの往復チケットを買いました。
窓口へ行けば確実ですが、ただ、ロンドンの電車はネットで買う方が安いらしいです。
ロンドンからコッツウォルズへ旅②パディントン駅は広い
なんとか切符を買うことができました。
次の難関は、「どの電車に乗るのかわからない」ことです。
日本のように、「山手線は何番線」と決まっているわけではないので、常にどこから発車をするのか電光掲示板を見て確認をします。
さて困りました、「グロースター」がどこ行きなのか、全くわかりません。路線図も見あたりません。
とにかく色々な人に聞いて歩きましたが、日本の電車は駅員さんに聞けばわからないことはないのですが、駅員さんにも「インフォメーションで聞け」と言われます。
インフォメーションで聞いたのですが、1回違う電車に乗りそうになってしまいました。私の英語力の問題だとは思いますが。
1時間近くウロウロして、もう一度インフォメーションに行ったら、今度は正しいホームを教えてもらい、やっと乗ることができました。
しかし、乗っていても本当に合っているのか不安です。
路線図がないため、合っているのかわからず、路線図を検索し、駅に着くたびに合っていることを確認しました。
あってよかった「スマホとWi-Fi」です。
ロンドンからグロースターへ電車での行き方
グロースターへ行くために乗った電車は、Great Western Railwayの(略してGWR)のチェルトナムスパ行きです。
車内アナウンスのGreat Western Railwayの響きが、アトラクションの機関車のようで、今までの焦りからちょっと落ち着くことができました。
車内は、スーツケース置き場もあり、コンセントもあり、とても快適でした。帰りの電車では車内販売もありました。
行きの電車は、緊張感で景色を楽しむ余裕はありませんでしたが、車内は快適でした。
順調に進んいたはずが、チェルトナムスパ駅に着き、路線図を見るとグロースターを過ぎています。
駅を素通りした気配はなかったはずなのに!と思いましたが、路線が違うようです。
慌てて下車をして、駅員さんに聞いたら、反対のホームと言われて、それに乗ると、また目的地を通りすぎ、今度はスウィンドン(Swindon)駅へ。
どうやら、スウィンドンからチェルトナムスパが特急で、グロースターに行くには各駅停車のようなのです。
路線図を見てもわかりません。
スウィンドン駅にインフォメーションがあったので、こちらで聞いて、今度こそやっとグロースターにたどり着きました。
グロースターからテットベリーへの行き方
やっとグロースターへ到着をし、次は、グロースターからテットベリーまでバスで移動です。しかし!、この日の最終バスが14時ぐらいで、もう間に合いません。
バスはこちらの882番です。
バス停で聞くと、テットベリー行きのバスは翌日の8時発とのこと。
インフォメーションのお姉さんが気の毒そうに教えてくれました。
タクシーで行くことができるかもしれませんが、バスで1時間15分と書いてあるので、いくらかかるかわからずタクシーで行く勇気はありません。
さて、困りました。
ホテルも予約をしているのに、どうしましょう??
海外で目的地にたどり着けなくても無理をしない
途中まで来ましたが、バスに乗り遅れてしまったため、テットベリーへは行けなくなりました。テットベリーのホテルは予約をしていて代金も支払い済みだったのですが、ここで無理をすると危険です。下手をすると野宿です。
そのため、グロースターで宿を探すことにしました。最優先をするのは自分の安全です。
人がいなくなったバス停で、一人、スマホと格闘する日本人。。
緊急事態でしたが、そんな時でもマイルをためることは忘れません(笑)。なんせ、イギリスはマイルで無料で行ったのですから。
バス停で慌てたようですが、実は、電車で行ったり来たりしている間に、「もう間に合わないかもしれない」と思っていました。
そのため、電車に乗っている間に、バスに間に合わなかった場合はどうするかを考えていて、パディトンに戻るか、タクシーで行くか、他に行き方はあるのか、チェルトナム、グロースターあたりで泊まるかと、宿も目星をつけていたので、バス停ではマイルをためるサイトで予約をしただけです。
海外旅行ではハプニングがつきものですので、臨機応変に対応できる柔軟さが身に付きますね。
ロンドンからコッツウォルズへ迷わず行く方法のまとめ
家に帰ってから、もう一度ガイドブックを見てみると、テットベリーへはパディントンからストラウド駅経由でバスで40分から55分と書いてありました。
もしかして、こちらの方が行きやすかったのではないかと思い、もう一度調べてみました。
ロンドンから電車でコッツウォルズへ行く方法①切符を買う
まず、切符の買い方です。
ナショナルレイルのサイトから事前に買うと安くなります。
わからない場合は窓口をお勧めします。鉄道に限らず、イギリスは現金ではなく、ほとんどがクレジットカード決済です。
間違えずに買うには、ガイドブックやプリントアウトをした紙を渡すと大丈夫です。英語が苦手な方にもおすすめの方法です。(外国での予約や外国で困ったときに紙を見せるとスムーズなので、「必殺!紙!」と呼んでいます。)
ロンドンからコッツウォルズへ行く方法②電車のホームを探す
次に、切符を買ったら電車の出発ホームを探します。
イギリスの鉄道はホームが固定されていないので、電光掲示板で確認します。これは絶対です。皆さんが電光掲示板を見ています。わからなかったらインフォメーションへ行きましょう。
行き先は、チェルトナムスパ行きです。
日本のように社内アナウンスはあまりなく、路線図も貼っていないので、路線図は確認した方がいいです。
行きの電車では、路線図と駅名が合っているかその都度確認していました
日本の鉄道はとても親切で、駅員さんならだいたい誰でも教えてくれますが、外国で、日本と同じ感覚で電車に乗ろうとすると失敗します。
駅員さんに聞いても「インフォメーションに行って」と言われます。
ロンドンからコッツウォルズへの行く方法③バスの公式ホームページを必ず確認
コッツウォルズはオプショナルツアーもたくさん出ていますので、まずはそちらに参加するのもいいと思いますし、公共手段で行く場合は、電車やバスの変更はよくあるため、トラベラインで確認をしてください。
私もこうやってブログを書いているのですが、ブログよりも必ず公式サイトで確認をしてください。
失敗から学ぶ!ロンドンからコッツウォルズへ行けなかった話
旅にはハプニングがつきものです。
目的地にたどり着けなくても臨機応変に行動することで、決断力や行動力もつきますし、新たな発見もあったりします。
本来の目的地はテットベリーでしたが、グロースターという町に急遽泊まることになり、良かったことがたくさんありました。
グロースターについてはこちらに書いています。
旅に限らず、計画通りじゃないことも楽しめる余裕を持つと、人生もさらに楽しめると思いますって、ちょっと偉そうですが(笑)
特に真面目な日本人は、時間通り、計画通りでないといけないような気がして、軌道修正に罪悪感を感じる方もいるかもしれませんが、軌道修正はありだと思います。
今回は、「グロースター」という駅に行きたかったため、グロースターへの行き方をあちらこちらで聞いていたのですが、「Gloucester」を連呼していたため、発音を覚えて、これだけは1回でバッチリ通じるようになりました!
英語は、実践と繰り返しだと実感しましたが、Gloucesterという単語を覚えても、何の役にも立ちそうにもありませんね(笑)
後から振り返ると、よく私の英語力で、しかも一人旅で、なんとかなったものだと思いますが、
トラブルがあった時は、まず、身の安全を確保することが何よりも大事なので、そこは無理をしないで「まず安全」を優先に行動をしてくださいね。
行きは余裕がなくて、せっかくの電車旅を全く楽しめなかったのですが、帰りは「パディントン行き」なので、間違えようがありません。
のんびりと電車旅を楽しむことができました。
そういえば、海外での鉄道旅は初めてだったと気づき、ハプニングもありましたが、ちょっとだけ「世界の車窓から」です。
窓からの眺めです。
最後ですが、コッツウォルズ(Cotswolds)とは
かつて羊毛産業で栄えた昔ながらのはちみつ色の石造りの家が並んでいる田舎町です。
バイブリーは、ウィリアム・モリス曰く「英国一美しい村」だそうですよ。
イギリスに旅行される際は、ぜひ足を延ばしてみてください。
その際は、しつこいですが、個人で電車とバスで行く場合は、必ず公式サイトで確認です。
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