長崎観光の王道のグラバー園は、世界遺産にも登録されており、異国情緒あふれる洋館や美しい庭園が広がっていて、さすが「王道」と言われる場所です。
グラバー園の行き方や見どころ、楽しみ方などをご紹介します。
目次
グラバー園へ長崎駅からの行き方と入場料
路面電車の電停長崎駅から崇福寺行に乗り、新地中華街駅で石橋行に乗り換え大浦天主堂で下車して徒歩7分、もしくは石橋で下車、そこから動く歩道のスカイロードで2分ほどです。
長崎は坂道が多いのですが、バリアフリーも進んでいて、長いエスカレーターで上ることができます。
入場料は大人620円/高校生310円/小・中学生180円です。
営業時間は季節によって変わるので、行く前にホームページで確認してくださいね。
グラバー園、トーマス・グラバーは死の商人?、志の商人?
グラバー園のメインは、英国人実業家のトーマス・グラバーさんの家、旧グラバー住宅です。
ただ、2019年1月から2021年12月まで工事中です。
工事中の姿もレアなので、それはそれで貴重ですね。
完成すると、こちらのコーヒーカップの絵と同じ姿になります。
グラバー園の中にある旧自由亭では、こちらのコーヒーカップでコーヒーが飲めますよ。https://kimama-tabi.com/jiyutei/
トーマス・グラバーさんは、開港と同時に来日し、日本の近代化に大きく貢献した人です。
三浦春馬さん主演の「天外者」にも出ていて、五代友厚、坂本龍馬、伊藤博文と交流があり、幕末の志士たちを支えたそうです。
薩摩・長州・土佐などに武器を売っていたため、「死の商人」と言われていたこともありますが、実は、五代友厚の留学を助けたり、坂本龍馬の後ろ盾になったり、日本の近代化になくなはならない人であり、「死の商人」ではなく「志の商人」なのです。
映画「天外者」はおすすめなので、ぜひ見てみてください。
グラバー園の楽しみ方、フォトジェニックな園内とレトロ写真館
グラバー園は、園内がどこも美しく、絵になり、映える写真がたくさん撮れます。
レトロ写真館もあり、なんと、ドレスが1000円からレンタルできて、ドレスで散策ができるので、洋館の中で、レトロなドレスを着て写真を撮ることができます。
もちろん、ドレスを着なくても、どこでもフォトジェニックですので、楽しんでくださいね。
グラバー園、旧三菱第2ドックハウス
一番高い場所にあるのが、旧三菱第2ドックハウスです。
ドックハウスは、船が修理で停船している間に船員が泊まる施設で、三菱造船から長崎市が買い取り復元したものだそうです。
三菱の創始者、岩崎彌太郎さんゆかりのものも長崎にはたくさんあり、三菱のスリーダイヤのマークもたくさん見かけました。
龍馬さんと彌太郎さん。
こちらのコーヒーは、出島ワープのAtticにあります。
岩崎彌太郎さんの偉業を改めて知ると、三菱マークにも反応してしまいます(笑)。
三菱造船のクレーンも夕日に映えて美しかったです。
グラバー園、オペラ「蝶々夫人」と三浦環
プッチーニのオペラ「蝶々夫人」は、長崎が舞台で、オペラに出てくる情景は、グラバー園からの景色のようだと言われています。
「蝶々夫人」は、フィギアスケートでも人気の曲で、浅田真央さんもプログラムで使っていましたね。
蝶々夫人を演じ、日本人として初めて世界で活躍したオペラ歌手の三浦環さんの像もあります。
NHKの朝ドラ「エール」で柴崎コウさん演じる双浦環さんは、三浦環さんをモデルでした。
蝶々夫人はオペラ初心者でもわかりやすい内容ですので、おすすめです。
グラバー園、恋が叶うハートの石
グラバーのハートの石は、これを見つけると恋が叶うと言われています。
石は二つあり、一つはすぐ見つかるのですが、もう一つが難しいようですが、探してみてくださいね。
グラバー園の楽しみ方、歴史好きにもSNS映えにも
グラバー園は、幕末大好き、歴史好きな人は、「歴史」という観点から楽しめますし、歴史に全く興味がなくても、美しい洋館を見たり、何よりも港が見える景色が素晴らしく、ここからの眺めを見るだけでも行く価値がある場所です。
洋館の中には、展示も色々あり、旧リンガー邸にある当時アジアの一流ホテルと言われた「ナガサキ・ホテル」のカトラリーの展示も必見です。
ナガサキ・ホテル、残っていたらどんなに素晴らしいだろうと思います。
グラバー園は、いろいろな楽しみ方ができる場所で、まだまだ書ききれないぐらい奥の深さがあり、次に行くときも何か新しい発見があると思うので、それも楽しみです。
長崎は、江戸時代に唯一海外と交易していた場所であり、文化が発展していたことを改めて感じました。長崎出身の美輪明宏さんも長崎がどれだけ発展していたかを話されていますが、そうだったことがよくわかります。
こちらを読んで長崎に行っても新しい発見があり面白かったです。
コメント