【長崎】出島の歴史と楽しみ方、おすすめスポットなど

出島からかみ 国内旅行
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長崎へ旅をしたら行きたい場所といえば、ハウステンボスやグラバー園、平和公園、と有名な所は色々ありますが、出島もおすすめです。

出島
ミニ出島

「出島って教科書に載ってたような、なんとなく聞いたことがあるけど、そこは面白いの?」と思うかもしれませんが、結構面白いのです。

出島の楽しみ方や、さらに深く楽しみたい方のために、簡単な歴史なども含め、出島レポートをしたいと思います。

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出島の楽しみ方、レトロな建物にレンタル着物は映える

出島は、江戸時代に唯一外国との繋がりがあった場所で、当時は島になっていました。現在の出島は、それを復元したものです。

「再現」ではなく、「復元」で、できるだけ当時の物を忠実に復元しているとのことです。

再現というのは、元のものを真似して作ることで、復元とは元の姿に修復することで、当時の建物などを、オランダのライデン国立民族学博物館に残る資料を基に設計され、伝統工法で建てたそうです。

江戸時代だけど、ここはオランダ人が住んでいた場所なので、和洋折衷の不思議な感じが何ともいい感じなのです!

出島のスタッフも、江戸時代の装束なので、レンタル着物で歩くのもおすすめですよ。

出島はいからさん」は、1時間2,200円でレンタルできて、着付けも5分ぐらいだそうなので、気軽に体験できますね。

建物の中でも写真は撮れるので、和洋折衷のお部屋で写真を撮るのもいいですね。(部屋の中には入れません。)

出島の唐紙

壁紙は「唐紙(からかみ)」で、木版の手刷りです。手刷りのため模様の間隔がちょっとずつ違ったりするのが面白いです。この唐紙をポストカードにしたものがお土産屋さんに売っているので、気になった方はチェックしてみてください。

出島の唐紙

唐紙

カピタン部屋には当時の家具やクリスマスディナーの様子も再現されています。

出島カピタン部屋

カピタンとは、オランダ語でキャプテンのことで、当時はキリスト教は禁止だったため、クリスマスは「阿蘭陀冬至(オランダとうじ)」としてお祝いしたそうです。

畳の部屋にカラフルな壁紙と西洋のインテリアが融合し、こういう和室があったら可愛いなと思いました。

出島からかみ

出島とは?江戸時代に日本の最先端だった場所

出島はその名の通り「島」でした。現在は埋め立てられて陸になっています。

江戸幕府が鎖国をしていた時代にも実は西洋との交流はあり、この島にオランダ人が住み、貿易をしていました。

すべての西洋文化は、ここ出島から入ってきて、日本全国に伝わりました。

なんと、江戸時代にも役人や出島に出入りする人たちはコーヒーを飲んでいたそうで、ここ出島が日本のコーヒーの発祥の地なのですよ。

お土産にも出島のコーヒーがあるので、話のネタになりますね!

出島コーヒー
お土産屋さんにあります

当時珍しかった、西洋の食料のじゃがいもと同じ重さの金銀銅を交換していたという話を聞いて、「価値がわかっていない!」と衝撃を受けましたが、その当時も、出入りをしていた遊女は、プレゼントされた珍しい物を銀に変えていたそうで、いつの時代も賢いのは女性かもしれません(笑)。

西洋の文化は長崎の出島から入ってきて、日本の文化は出島から世界へ出て行きました。

江戸時代は「江戸」が最先端だとずっと思っていたのですが、出島に行くと、それが間違いだったことがわかります。実は、長崎が時代の最先端だったのです。

ここから西洋の情報が入るし、役人に賄賂を渡せば割と自由に商売できたようで、お金があれば最先端のものが手に入り、役人も賄賂で裕福になり、幕末に長崎(長州)が力を持っていたことも納得です。

オランダ東インド会社からの輸入陶磁器とタモリさん発掘品

なんでオランダとだけ貿易していたのかと疑問が出てきますが、大航海時代にアジア貿易を牛耳っていたのが、「オランダ東インド会社」で、その後、イギリスが台頭するまで、オランダがアジア貿易の中心だったのです。

オランダ東インド会社を通して、お茶の習慣が西洋に広まり、日本の陶磁器も西洋に広まりました。

その後、日本や中国の陶磁器を真似て、西洋でも陶磁器が作られるようになったのです。

出島で歴史の展示を見ていると、日本史で習う歴史は江戸中心で長崎のことは知らなかったことに気づき、ある日突然、長州が幕末から出てくるようなイメージでしたが、長崎はその間にしっかり国際交流して世界を見ていたのかもしれません。

展示品には、オランダ東会社のVOCマークのある大皿もあり、こちらは陶磁器マニア必見です。

出島 オランダ東インド会社

西洋での陶磁器の発展の歴史も展示されていますよ。

銅板転写

そして、ブラタモリでタモリさんも発掘作業をしたら、陶磁器の欠片を見つけたそうで、こちらも展示されています。

タモリさん発掘品

出島の楽しみ方、「〇〇の発祥」がたくさんある

西洋の文化はすべて長崎から日本全国へ広がりました。ワインやビールも飲んでいたそうです。

そのため、長崎には「日本初」がたくさんあります。長崎で「〇〇発祥の地」や「日本初の〇〇」を探すのも楽しいですよ。

出島の近くには、「日本のパフェの発祥のお店」もありました。

『日本のパフェの発祥地らしい』by ï : パフェ&レストラン ハワイ – 新地中華街/カフェ [食べログ] (tabelog.com)

ペンキも長崎から日本に入ってきたもので、出島の建物は、日本の建物を洋風にリフォームして、ペンキも塗ったそうです。

出島

出島グルメ、トルコライスやミルクセーキ、

出島の中にはレストランもあります。こちらには、長崎グルメの「トルコライス」や「ミルクセーキ」もあるので、長崎でしか食べられないグルメが気になる方は試してみてくださいね。

長崎の食材を使ったお料理もあるようなので、私が行ったときは改装中だったのですが、こちらのレストランも行ってみたいと思います。

出島の外のレストランAtticで龍馬カプチーノ

出島から徒歩3分ぐらいの場所にオープンレストランが並ぶ出島ワーフがあります。

こちらのレストランAttcでは、龍馬カプチーノがあるのでおすすめです。

出島ワーフ

長崎で有名なコーヒーのバリスタのお店だそうで、普通のコーヒーも味わってみたいですが、やはり見た目につられて、私は龍馬カプチーノにしてしまいました。

龍馬カプチーノ
坂本龍馬と岩崎彌太郎

ハーバーのオープンテラスで、海を見ながらイタリアンを頂き、ちょうど夕方だったので、夕日が美しく、贅沢な時間を過ごしました。

ATTICレストラン
ハーバーのオープンテラスが気持ちいい!

出島の楽しみ方、出島の感想

出島は小さいので、さっと見るだけならば、30分ぐらいで回れます。

今回は、江戸時代の装束のスタッフの方が一つ一つ説明してくださったり、展示品もじっくり見たので

2時間ぐらい見学しました。何度か行ったことがありましたが、スタッフの方の説明はとても勉強になり、知らなかったことをたくさん知ることができました。

話しかけたら教えてくれると思いますので聞いてみてくださいね。

出島に行ってわかったことは、長崎はとても進んでいたこと、そして、金銀銅を同じ重さのじゃがいもと交換をしていたことにも衝撃をうけました。どんな時代でも、価値を知らないということは怖い、情報は大事だと実感しました。

歴史を知ると、ただ名所を回るだけではなく、より深く楽しめます。私はこの後にハウステンボスへ行ったのですが、オランダとの繋がりを知ると、ハウステンボスもただのテーマパークではなく、見どころたくさんの場所に変わりました。

出島に行くと、長崎の歴史もよりよくわかるので、おすすめです。

出島がコーヒーの発祥の地と知り、お土産には、出島コーヒーを買いました。

ばらまき土産にもぴったりです。

出島のお土産
出島のお土産

龍馬カプチーノ
夕日に照らされる龍馬さんと彌太郎さん

出島について

開場時間 8:00~21:00(年中無休)

入場料 520円

交通 路面電車で長崎駅前から「崇福寺行」に乗車し、「出島」下車 徒歩4分https://nagasakidejima.jp/

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