ロンドンに行ったら見たいと思っていた風景の一つは、ハロッズのライトアップでした。
写真では何度も見たことがあるこの風景、ついに本物を見ることができました!
日本でもおなじみのハロッズとフォートナム&メイソンは、「紅茶屋さん」のイメージがありますが、ただの紅茶屋さんではありません。
実は、二つとも老舗のデパートで、日本でいうと三越や伊勢丹でしょうか。
ハロッズにはお土産にフードに建物そのものにも見どころがたくさんありますので、それぞれレポートします。
目次
Harrods(ハロッズ)について
日本では、ハロッズといえばHarrodsのロゴ入りのショッパーバッグと紅茶がお馴染みですが、実は、1832年創業の老舗中の老舗で、食品雑貨店として創業しました。
1883年に火事で建物が消失したことをきっかけに、現在の場所へ移転をし、さらに大きな店舗にし、イギリス初のエスカレーターの設置や、入り口に「グリーンマン」といわれるドアマンの設置などをして、どんどん拡大していきます。
有名なエピソードとしては、「顧客のニーズには何でもこたえる」とのことで、象が欲しいというお客様に本物の象も届けたという、セレブ御用達の高級百貨店なのです。
「おもてなしの国」の日本より、はるかにすごい「おもてなし」の心ですね。スケールが違います。
こちらは、ハロッズの紅茶缶ですが、紅茶缶をよく見ると、ハロッズの歴史が書いてあります。
残念ながら日本から撤退してしまいましたが、以前は、三越に店舗があったので、そこまで高級なお店だとは知りませんでした。
また、私の中では、「ハロッズ=紅茶」だったので、ハロッズが、実は、老舗高級百貨店だったと知ったときには驚きました。
ロンドンのハロッズ(Harrods)へ地下鉄での行き方
ロンドンのハロッズへは、地下鉄PiccadillyLine(ピカデリー線)のKnightsbridge(ナイツブリッジ)駅から徒歩3分ぐらいで行けます。
ナイツブリッジは高級店が並んでいるので、歩いているだけでもワクワクしました。
特に夜は、ライトアップがきれいなので、迷うことはないと思います。
ロンドンのハロッズ(Harrods)おすすめ①ハロッズベアー
ハロッズの店内には、昔からあちらこちらに「テディベアが住んでいる」と言われていて、私もハロッズといえばハロッズベアーのイメージがあります。
「くまのプーさん」もクリストファー・ロビンの誕生日プレゼントで贈られた、ハロッズで買ったテディベアなのですよ。
ロンドンらしい衛兵さんベアーや民族衣装のバクパイプベアーなど、どれも欲しくなってしまいます。制服や民族衣装は、イギリスのお土産らしくて良いですよね。
そして、毎年違う「イヤーベアー」も発売しています。
2018年のイヤーベアーは、コートを着ていました。
イヤーベアーはコレクションをしている人も多いようですよ。
お店の中には、大きな「グリーンマンベアー」もいて、撮影スポットになっていました。
もちろん、入り口には本物の「グリーンマン」(グリーンの服を着たドアマン)がいますので、本物も見てくださいね。
ロンドンのハロッズ(Harrods)おすすめ②紅茶
私の中では、ハロッズといえば紅茶なので、紅茶は絶対に欠かせません。
イギリスの紅茶はミルクティーで飲むのが美味しいです。ミルクティーが美味しいのが「イングリッシュブレックファースト」ブレンドで、色々なメーカーから出ています。
どこのメーカーも紅茶でも、その名の通り、イギリスの朝食に合うブレンドティーです。
ハロッズの「イングリッシュブレックファースト」は、No.14という名前です。
この番号は、ハロッズの前を通るバスからとったものだそうで、ちょうどハロッズの前で「No.14のバス」が通り、思わず興奮してしまいました。
NO.14はハロッズを代表的する紅茶ですので、ハロッズで何の紅茶を飲もうか悩んだら、NO.14(イングリッシュブレックファースト)にすれば間違いありません。
スコーンや英国菓子にぴったりの紅茶です。
下の缶は、NO.34のエンパイアブレンドです。
ニルギリ、ダージリンなどが入っていて香りのよい紅茶です。
ハロッズの紅茶缶は、ハロッズの店舗の絵が描いてあります。
建物自体がブランドなのがこの缶からもわかります。
美しい建物なのと、ハロッズ自体が観光名所なので、写真を撮っている人も多かったです。
ロンドンのハロッズ(Harrods)おすすめ③フードコート、ベイクホール(Bake Hall)
ハロッズのフードコーナーには素敵なパン屋さんがあります。
写真ではわかりにくいですが、ハロッズのロゴのパンは人の顔ぐらいの大きさです!
「どれも美味しそう!」と思っていたら、こちらは、ミシュラン星付きレストランで修業をしたマスター・ベイカーが監修しているのだそうです。
イートインコーナーもあり、こちらで食べられますので、軽くランチなどをするのも良いと思います。
イートインといっても、インテリアがアールデコ調でおしゃれですよ。
かつては、「イギリスのごはんはまずい」と言われていましたが、今はそんなことはありません。サンドイッチは本当に美味しいです。
ハロッズ内にもレストランがありますが、「レストランで食べるほどでもない」という時にもぴったりです。
旅行中は、毎日外食で、お金もかかるし疲れてしまうこともあるので、ここでパンを買ってホテルで食べるのもおすすめです。
ぜひ、飲み物は、イングリッシュブレックファーストのミルクティーで!
ロンドンのハロッズ(Harrods)おすすめ④お土産売り場
ハロッズに実際に入ってみると、本当に高級すぎて完全に浮いてしまったフロアーもありますが、フードフロアーや雑貨や紅茶やハロッズベアーなど、ロンドンのお土産を買うにはおすすめのお店です。
しかも、ハロッズは日曜日は18時で閉店しますが、月曜日から土曜日は21時まで開いているので、昼間に観光をして、夜、お土産を買って軽く食事をしたりおつまみを買って帰ってもいいのです。
イギリスの消費税は20%なので高いですが、ハロッズで50ポンド以上の買い物をしたら、免税手続きができます。
紅茶やビスケットがセットになっているものもあり、お土産で何人かに配るのに便利でした。
ロンドンらしい絵柄もお土産にぴったりです。
もし、ハロッズで買い忘れても、スタンダードな紅茶やイヤーベアーあマグカップなどは、ヒースロー空港の免税店もありますので、悩んでいても最後はそこで買うこともできます。
私はANAに乗るため、第2ターミナルを使いましたが、こちらにはありました。
ハロッズならばどのターミナルにもありそうですが、お使いになるターミナルにあるか調べてみてください。
空港の免税店は、免税手続きをしなくて良いので、少しだけ買いたい場合は、空港の免税店でも良いかもしれません。
私は、デタックスをするほど買わないので、消費税がかからない分だけでも安く感じました。空港の免税店ではセールになっているものもあるので、お得に買い物ができる可能性はあります。
ただ、品ぞろえはやはり本店にはかないません。欲しい物が空港にないかもしれませんので、後悔しないようにお買い物を楽しんでください。
私も、買おうか悩んで、結局買わなかったマグカップがあったのですが、それは空港にはありませんでした。残念ですが、買い物はご縁なので、次にまた良い出会いがあるかもしれません。
ロンドンのハロッズ(Harrods)おすすめ⑤謎のエジプトフロアー
ハロッズは「高級デパート」ではありますが、高級品からお土産までなんでも揃いますし、建物自体も見どころたくさんで、とにかく広いです。
ハロッズのインテリアを見て歩くのも面白いです。
「ここは何?」と、びっくりしたのがこちらです。
ハロッズの中に「エジプト」がありました。
エスカレーターで何度もぐるぐると回ってしまいました。
大英博物館もエジプトが一番メインのように充実していますし、イギリス人はエジプトが好きなのでしょうか?
調べたら歴史的な意味があるかもしれませんね。
ロンドンのハロッズ(Harrods)を楽しむ
ロンドンのハロッズは、建物の前で写真を撮るのもいいですし、ロンドンのお土産を買うにもぴったりで、フードコーナーもあり、レストランもありますので、お食事もできますし、もちろん「アフタヌーンティー」もできます。
ハロッズは「不思議の国」というか、高級百貨店ですが、アミューズメントパークのように面白い場所だと思いました。
なんせ、顧客の要望で「象(本物)」を届けるぐらいですからね!
次にロンドンに行く時もハロッズは欠かせません。
また、新たな発見があるかもしれません。
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