海外旅行でアフタヌーンティーをすると、その国のオリジナルの文化に触れることもできるので、ランチ代わりにアフタヌーンティーをするのはおすすめです。
シンガポールにはアフタヌーンティーができる場所がたくさんあります。
シンガポールはかつてイギリスの植民地だったので、イギリスの植民地の名残なのか、華僑が多いので、中国文化の影響でお茶を愉しむ習慣があるのか、お茶を楽しめる場所がたくさんあります。
「せっかく海外旅行に行ったのにアフタヌーンティー?」なんて思わないでください。シンガポールでしか味わえないアフタヌーンティーがありますので、プラナカンの説明も含め、ご紹介したいと思います。
それでは、「世界でアフタヌーンティーを」シンガポールプラナカン編です。
目次
シャングリ・ラホテル シンガポール(Shangri-la hotel Singpore)のプラナカンアフタヌーンティー
シャングリ・ラ ホテルシンガポールのアフタヌーンティーは、シンガポールでしか味わえないプラナカンスタイルのアフタヌーンティーです。
ティーフードもプラナカン料理で、お皿もティーポットやカップもプラナカンのものでした。
シャングリ・ラ ホテル シンガポールのアフタヌーンティー①プラナカンとは
プラナカンとは、15世紀後半からマレーシアやシンガポールにやってきた、中国系移民の子孫のことです。貿易商人や船乗りとしてやってきた男性がマレー人の女性と結婚し、現地に住み、中華、マレー、西洋文化をミックスさせた独自の文化を築きます。
プラナカンの食器は「ニョニャウエア」と呼ばれていて、ピンクやイエローなど女性好みのカラフルな色合いと、中華っぽい絵が描かれています。
プラナカンの食器がかわいくて、このティーウエアが出てきただけでもテンションが上がります。
レンゲもお洒落ですよね。
一式買って帰りたいほどです。
このようなプラナカンの食器は、カトン地区やプラナカン博物館などで購入できます。
プラナカン博物館はこちらです。
食器だけではなく、刺繍が素敵なサンダルや民族衣装などもありますが、ただ、ハンドメイドのものは全て値段が高いです。
シャングリ・ラ ホテル シンガポールのアフタヌーンティー②プラナカンの料理
シャングリ・ラホテルのプラナカンアフタヌーンティーは、ティーフードも見たことも食べたこともないプラナカンの料理でした。
プラナカンのお菓子をニョニャ・クエといいます。
どのお菓子も独自の風味と味でした。
このぜんざいのようなものは、八角の味で、おしるこをイメージして口に入れると「!?」とびっくりします。
龍角散味のぜんざいと言ったらいいでしょうか。
アフタヌーンティーでサテが出てくるのは、「バリ島」でもそうだったので、アジアでは定番なのでしょうか?
バリ島アフタヌーンティーはこちら
不思議な味が多かったので、サテと野菜がお口直しにちょうどいいです。
アフタヌーンティーのスタンドの一番下は、お食事系なのは、英国式アフタヌーンティーと同じです。
一番下のプレートは、サンドイッチやカレーのパイなどがありました。
真ん中が、ういろのようなカラフルなお菓子があります。シンガポールのローカルスイーツは、八角のような味のものが多いです。
一番上の段もお菓子で焼き菓子もありました。
スコーンはプレーンと「パンダンリーフ」のスコーンで、アジアンな独自の香りがします。
パンダンリーフは、シンガポールのローカルフードの「カヤジャム」にも入っている緑の葉っぱです。
こちらは、カヤジャムのスイーツでした。
緑色の部分がカヤジャムです。
シャングリ・ラ ホテル シンガポールのアフタヌーンティー③衝撃のスイーツ
プラナカンのアフタヌーンティーは、食べたことのない味のものがたくさん出てきましたが、物凄い衝撃のお菓子がありました。
こちらの白い可愛いお菓子です。
白くてふわふわして甘いお菓子を想像して、一口、口に入れた瞬間に、ガス漏れのような香りが口の中に広がり、「!!」「変な味がするー!ま、まずいー!」と大騒ぎをしてしまいました。
この白いお菓子の正体は、「ドリアンドーム」、その名の通り、ドリアンのお菓子です。
実は、私はドリアンが苦手でして、お菓子でも食べられません。
食べた後、お茶を飲んでも、ずっとドリアンの香りが広がっていました。
ここで役に立ったのが、先ほど出てきた「『龍角散味』のぜんざい」を食べたら、八角の味が強いので、ドリアンの香りを消すことができました。
その後も、ドリアンの破壊力は半端なく、目の前に置いてあるだけでも香りが漂ってきました。
食事中ずっとガス漏れのような匂いがするので、「変な匂いがする・・」と、いつまでも騒いでいたら、匂いの正体は、目の前にあるドリアンのケーキでした。
ちょうど、お菓子を包んでいる葉っぱがあり、その葉っぱをドリアンケーキに被せたら匂いがしなくなり一安心です。
こんなに大騒ぎをしたドリアンケーキですが、好き嫌いがはっきり分かれるようで、「美味しい」と食べている人もいれば、まずいと騒ぐ人もいました。
こんなに好みがはっきり分かれるお菓子もめずらしいです。
ドリアンは、そもそも「果物の王様」ですし、ドリアンのお菓子もたくさん売っているので、好きな方もたくさんいます。
ドリアンは、いわば、強烈なくせと香りで好き嫌いがはっきり分かれる「パクチー」みたいなものですね。
ドリアンを食べたことのない方は、ぜひ、一度お試しください。
シャングリ・ラ ホテル シンガポールのプラナカンアフタヌーンティーのまとめ
シャングリラホテルは、米朝会談でトランプ大統領が泊まったホテルです。
シャングリ・ラ ホテルのアフタヌーンティーは、2階の「ローズラウンジ」が一般的なようですが、今回行ったのは、1階のロビーラウンジです。
2Fのローズラウンジはビュッフェスタイルのアフタヌーンティーですが、1Fのロビーラウンジのアフタヌーンティーは、プラナカンのアフタヌーンティーなので、シンガポールでしか味わえないアフタヌーンティーなのです!
シャングリ・ラ ホテル シンガポールのロビーラウンジについて
シャングリ・ラホテルのロビーに飾ってあった豪華なアンセリウムのアレンジメント。
これが全部本物のアンセリウムです。
こんなに大量のアンセリウムを使ったアレンジメントは南国でしか見ることができませんよね。
天井も高く、窓の外にはプールがあり、開放的なロビーが、まさに「南国のリゾート」という感じでした。
アフタヌーンティーだけではなく、ロビーラウンジで使っている食器はプラナカンのもののようです。
広い空間で、インテリアも素敵でした。
シャングリ・ラ ホテルのプラナカンアフタヌーンティーの感想
シンガポールでしか味わえないプラナカンの「ローカルフードのアフタヌーンティー」は、ドリアンドームも含め、貴重な体験でした。
ドリアンがあったからこそ忘れられない思い出になるのかもしれません(笑)。
ぜんざいのようなものを「龍角散」と呼んだり、ドリアンは変な匂いがするとか、酷いことばかり言っていますが、どちらも、これが好みの人もいるので、人それぞれです。
何よりも、プラナカン食器を使えたのが嬉しかったです。
8人分のアフタヌーンティースタンドは圧巻でした。
個人旅行だと、8人でアフタヌーンティーはなかなか難しいですが、今回は、紅茶でおもてなし教室「TEA MIE」h主宰のミンミン先生のツアーに参加をしたため、実は、シンガポール滞在中に3回もアフタヌーンティーに行ってしまいました。
こんなゴージャスなアフタヌーンティーを体験できたのも団体ツアーならではですね。
あまりアフタヌーンティーに興味のない人と旅行に行く場合、付き合ってもらうのも申し訳なくて1回ぐらいしか行けませんが、今回はアフタヌーンティー好きな人たちとの旅行だったので、思う存分楽しめました。
旅行でアフタヌーンティーをする場合は、ランチの代わりに行くといいと思います。
今回は、ツアーだったので自分で予約をしなかったのですが、アフタヌーンティーは予約をした方が良いです。
オプショナルツアーでもありますし、ホテルの公式サイトにメールアドレスが書いてありますので、電話予約よりもメールで予約をしてプリントアウトして持っていくとスムーズです。
予約の証拠になりますし、英語が苦手でも紙を渡すだけで通じるので、この方法を、私は、「必殺!紙!」と呼んでいます(笑)。
海外での現地ならではのアフタヌーンティー、シンガポールに行かれる方は体験してみてくださいね。
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