日光、鬼怒川を走るSL大樹に乗ってきました。
本物の蒸気機関車に乗れるのは、全国でも数か所しかありません。
SL大樹の予約方法や車内での楽しみ方、日光へのお得な行き方などをレポートします。
目次
SL大樹の乗り方、予約方法
SL大樹は、下今市駅から東武日光駅の7.1km(約20分)と下今市駅から鬼怒川温泉まで12.4km(約35分)を毎日走っています。
観光列車は、土日しか走っていないものが多い中、毎日走っているのがポイントです。
ただ、運行パターンは日によって違うので、HPの運転日で確認をしてくださいね。
運転日・時刻表 | ご乗車案内 | SL大樹公式サイト SL大樹 | 東武鉄道 (tobu.co.jp)
SL大樹に乗車するためには、座席指定券と乗車券が必要です。
【座席指定券】
下今市⇔鬼怒川温泉駅
大人 760円
小児 380円
下今市⇔東武日光駅
大人 760円
小児 380円
座席指定券は、駅や旅行会社でも購入できますが、インターネットで予約するのが便利です。インターネット予約の場合は、スマホの画面を見せるかメールを印刷して乗車時に提示します。
空席照会も座席指定もできるので、ネット予約がおすすめです。
SL大樹・DL大樹 インターネット購入・予約サービス (tobu-ticket.jp)
インターネット予約はクレジットカードで決済ができて、予約変更や払い戻しもこちらのサイトでできます。
日光へのお得な行き方
SL大樹に乗るためには、日光へ行かねばなりません。
日光へ行くには、まるごと日光東武フリーパス、または、まるごと日光鬼怒川東武フリーパスがお得です。
浅草から日光地区の東武線の電車とバスが4日間乗り放題で、東武ワールドスクウェアなどのテーマパークの割引やレストランのサービスなどもついています。
特に、中禅寺湖や華厳の滝などへ行く場合は、バスが片道1250円なので、フリーパスの方が絶対にお得です。
日光東照宮にも行けます。
SL大樹に乗るときには、指定券と乗車券が必要なのですが、乗車券はフリーパスで乗れます。
SL大樹、昭和レトロな下今市駅でSLの展示
下今市駅には、SL大樹の転車台広場とSL展示室があり、さらに下今市駅自体がSLの似合う昭和レトロな駅になっています。
下今市駅は夜になると特にノスタルジックな雰囲気になります。駅員さんの制服もレトロなのですよ。
SL転車台は駅の中にありますし、SLの停車場があるので、並んでいる姿も見ることができます。
SLに乗らなくても下今市駅で見ることができます。
そして、SLが走っていたら、やっぱり撮影をしてしまいますよね。
SL大樹のオリジナルグッズの購入場所
SL大樹にはオリジナルグッズがあります。
下今市駅構内やSL大樹の車内販売で購入することができます。
こちらはSL大樹の定規です。私は車内販売で購入したのですが、SL大樹のロゴ入りの袋に入れてもらえました。
あと、こちらはハンドタオルです。
SL大樹グッズは人気があり、下今市駅の売店がかなり混んでいる可能性もあり、欲しい方は時間に余裕を持っていくか、SL大樹の中の車内販売などもおすすめします。
SL大樹の車内での楽しみ方
それでは、SL大樹の車内での楽しみ方をご紹介します。
SL大樹には観光アテンダントさんがいて、沿線の見どころを案内してくれます。
鬼怒川を通ったり、冬だと雪山が見えて綺麗です。
のんびりと景色を見ながら楽しむこともできます。そして、SLが通ると地元の方が皆さん手を振ってくれます。
また、車内で写真撮影の方が回ってきてくれて、写真は台紙に入れてもらい購入できます。
こちらの台紙にSL大樹の写真もつけてくれるので、SL好きな方にはおすすめですし、記念にもなるので良いと思います。
下が台紙で上の写真が中に貼ってあったものです。
あと、SL大樹に乗ると、記念乗車証がもらえます。
記念乗車証は10種類あり、6種類集めるとオリジナルカードファイルをもらえます。
記念乗車証の種類はこちらです。
記念乗車証|SL大樹をもっと知る SL大樹 | 東武鉄道 (tobu.co.jp)
記念乗車証の裏にはSLの説明が書いてあり、記念スタンプを押してもらえます。
SL大樹の車内販売
SL大樹には車内販売があります。
SL大樹のオリジナルグッズやSL大樹のお菓子やアイスが購入できます。
私のおすすめは、「黒いアイス」です。
バニラ、いちご、ごま味があり、どれも黒い色をしています。
こちらは「ごま」なので黒いのは普通なのですが、バニラやいちごも黒いので、そちらにしてみても良かったと思いました。
他には、石炭をイメージしたお菓子もあるので、限定なのでお土産にいかがでしょうか。
車両が古いので、テーブルは写真のような小さいものしかないため、お弁当などは食べにくいかもしれません。でも、SL大樹の乗車時間自体が短いので、お弁当を食べている間に到着してしまうと思いますので、お弁当よりお菓子が良いと個人的には思いました。
乗車時間は30分程度なのですが、車窓を見たり、写真を撮って、車内販売で買い物をしてアイスを食べていたらあっという間に到着してしまい、結構忙しかったです。
SL大樹の魅力と感想
SLは銀河鉄道999のイメージで、汽笛の音はノスタルジックだと思っていました。
実際の音がとても大きくてびっくりしました。そして、石炭で動いているため、煙も出て、煙には煤もありますし、臭いもあります。
これが都会を走っていたらクレームの嵐だと思いますし、昔は実際に大都会のど真ん中走っていたのかと思うと、煤や煙が大変だっただろうと想像できます。
車体は昭和のものなので、各鉄道会社の協力で成り立っています。各鉄道会社の協力で復活しただけではなく、地元の方が協力をしてSLを盛り上げてくれているからこそ、私たちはこうやってSLに乗ることができるのだと感謝です。しかも、皆さんSLに向かって手を振ってくれるので温かい気持ちになります。
特急であっという間についてしまうところを、のんびりと車窓を楽しみながら走るのもアトラクションのようで面白かったです。SLに全く興味がなくても日光・鬼怒川を旅行するなら一度はのってみたい乗り物だと思いますよ。
鬼怒川温泉駅では、SLの転車台を見ることができます。
SLは新しく作ることはなく、地元の協力があって成り立っているので、今、こうやって乗れること自体が奇跡です。「そのうち乗ってみよう」と思っていても、永遠に乗れるものではないと思います。
機体の保存のために動かせなくなる日も来るでしょう。
少しでも興味があったら、是非、乗ってみてくださいね。
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