青山にある根津美術館は、東京の一等地とは思えない広い庭園と癒される空間で、美術館の中に庭園が見えるカフェがあります。
このカフェは美術館に入館料を払って入らないと利用できないのですが、こちらのカフェを目当てに根津美術館へ行ってしまうほど、このカフェが好きです。
特に、窓際のカウンター席に座ると、東京から離れて小旅行へ行った気分になれます。
美術ブロガーの青い日記帳のTakさん監修の「カフェのある美術館」でも紹介されている素敵なカフェです。
根津美術館のカフェ、NEZUCAFÉのおすすめポイントと根津美術館の楽しみ方などをレポートします。
目次
根津美術館のカフェ「NEZUCAFÉ」のおすすめ①窓際のカウンター席
根津美術館のカフェに行ったら、やっぱり窓際の席に座りたいです。
目の前には「ここが本当に青山?」と思うほどの自然が豊かな庭園が広がっています。
私が好きな季節は新緑の季節で、若い緑が生い茂っていて、都会の喧騒を離れてホッとできる空間なのです。
こちらの天井が和紙に見立ててあり、やわらかい光が入ってきます。
このカフェの設計が国立競技場や高輪ゲートウェイ駅などを設計した隈研吾さんで、庭園と一体となっていて建物自体も素敵なんですよ。
外から見るとこんな感じです。
根津美術館のカフェ「NEZUCAFÉ」のおすすめ②カキツバタの食器
根津美術館は尾形光琳の「燕子花図屏風絵」の展覧会を毎年やっていて、根津美術館の庭園にもカキツバタがあり、こちらが見どころなのですが、カフェのお皿やコーヒーカップにもカキツバタが描かれているのです。
コーヒーカップにも描かれています。
カキツバタの模様はうっすらと描かれているので、見逃さないでくださいね。
残念ながらティーカップにはカキツバタが描かれていないので、カキツバタのカップを使いたかったらコーヒーかカフェオレか抹茶オレをオーダーするとよいです。
紅茶はポットでサーブされて、たっぷり2杯分あり、食器はNIKKOのものでした。
根津美術館のカフェ「NEZUCAFÉ」でランチ、おすすめの時間帯
根津美術館のカフェのランチタイムは混んでいて1時間以上待つ可能性もあります。
一番おすすめなのは、オープン時間に行くことです。
美術館のカフェは美術鑑賞の後にゆっくりと行きたいところですが、美術鑑賞の前に、入館したらまっさきにカフェへ行くのがおすすめです。
カフェでは特別にランチメニューはありませんが、食事メニューは、ビーフシチュー、ハンバーグ、神戸牛のミートパイがありました。
こちらは、神戸牛のミートパイ&サラダ(800円)です。本日の紅茶(750円)もつけました。
紅茶はアッサムティーでした。
パイはサクサクでした。
パイは2個つけることもできて、2個だと1,100円です。
以前はサンドイッチもあったので、またメニューは変わるかもしれません。
NEZUCAFÉのスイーツは、パウンドケーキ、アップルパイ、バームクーヘンがありました。
私が行ったときは、卵不足のためケーキの提供が少ないとのことでした。
以前はショートケーキやモンブランもあったので、こちらも復活してくれたらいいなと思います。
やっぱり美術鑑賞の余韻に浸りながらお茶をするのは最高です。
根津美術館のカフェ「NEZUCAFÉ」の営業時間
営業時間:午前10時から午後4時30分(ラストオーダーは午後4時)
カフェだけの利用はできません。根津美術館への入館が必要です。
根津美術館、隈研吾さん設計の美術館
根津美術館は、東武鉄道の社長などを務めた実業家の根津嘉一郎の私邸を美術館にして、所蔵品の多くは個人のコレクションです。
彼のおかげでこうやって美術品が保存されて公開され、しかも青山でこんな立派な庭園が残されて、昔のお金持ちはスケールが大きいですね、
そして、根津美術館といえば、こちらの入り口も有名ですね。
根津美術館の建築は、建築家の隈研吾さんで、展示室も絵になるのです。
館内は空間があって、ガラス張りで庭園の中にいるような感じです。
2階には、休憩スペースもあります。
根津美術館について
住所:東京都港区南青山6-5-1
電話:03-3400‐2536
営業時間:午前10時~午後5時(入館は30分前まで)
根津美術館 – Nezu Museum – (nezu-muse.or.jp)
最寄駅:地下鉄銀座線、千代田線、半蔵門線「表参道」駅 B3またはB4出口から徒歩10分
根津美術館のコレクション、チケットにもなっている双頭羊
根津美術館のチケットにもなっているのが「双頭羊(そうようそん)」で、3千年前の中国の青銅器です。
通称「ソンちゃん」と呼ばれていて、本物は2階に展示されていて、グッズも売っています。
世界に2つしかなく、もう一つは、イギリスの大英博物館にあります。こちらも見たことがありますが、根津美術館のものは本当にきれいで、3千年も前のものとは思えないほどです。
青銅器のコレクションは常設されていて、中国歴史ドラマを見ていると出てくるようなものもあり、中国歴史ドラマが好きな方は、是非見てみてください。
根津美術館のコレクション、尾形光琳「燕子花図屏風」
根津美術館のコレクションの代表は、尾形光琳の「燕子花図屏風」で、毎年、燕子花の季節に企画展が開催されます。
庭園にも尾形光琳の屏風のようなカキツバタがあり、屏風を見て、庭園を見るのがおすすめです。
カキツバタの季節は、美術館のTwitterもこんな感じに盛り上がっています。
また、この季節は、庭園内のお茶室で、抹茶とお菓子を頂くこともできます。別途チケットが必要です。(1,000円)
お菓子も「かきつばた」でした。
ミュージアムグッズでも、燕子花モチーフのものは色々あります。
お香は根津美術館オリジナルの「光琳」で、白檀を基調にした香りで、小皿は、我が家ではもれなく漬物が盛り付けられております。
根津美術館のコレクション、仏像
根津美術館のコレクションには仏像も多くあります。
仏像と言えば「お寺」のイメージですが、隈研吾さんのデザインのこの空間だと、とてもモダンに見えます。
また、庭園の中にも、たくさん仏像があり、こちらもチェックしてみてくださいね。
あまりにも普通に置かれているので、結構見逃します。
根津美術館の魅力、四季折々の庭園
根津美術館の他の美術館と違う魅力は、広大な庭園です。
一番人気なのは、庭園の燕子花です。
アオサギも飛んできていました。
しつこいですが、ここが、高級ブランド店が立ち並ぶ青山です。
燕子花図屏風を鑑賞し、庭園の燕子花を鑑賞し、お茶室で、抹茶セットを頂き、NEZUCAFEで燕子花のコーヒーカップでお茶をして、燕子花グッズを買うという「燕子花三昧」を毎年楽しんでいます。
根津美術館の魅力、感想
根津美術館は、アートに興味がない方でも十分に楽しめる場所だと思います。都内でこんな広い庭園はないですし、燕子花以外のどの季節でも四季を楽しめます。
庭園が素敵なので、着物でおでかけするのも良いと思います。
私は、根津美術館に行くと、ちょっと東京から離れて小旅行をしたような気持ちになるので、遠出できないときなどにも行きます。
外国人の方が行ったら日本を体験できて、「絶対喜びそうだ」と思っていたら、最近は、外国人の方も増えていました。
そして、「燕子花三昧」も是非お試しください。
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