ロンドンには無料で行ける美術館や博物館がたくさんあります。
ツアーで行って有名どころをちょっとずつ効率よく回るのもいいですし、個人旅行で、朝から晩までどっぷりと美術館で過ごすのもおすすめです。美術館や博物館はなんといっても「無料」なので、何時間でもいられますし、しかも、イギリスの美術館や博物館はとんでもなく広いので、丸一日かけないと全部は回れません。
しかも、ロンドンの美術館には素敵なカフェもありますので、ロンドンで美術館めぐりというプランも良いですよ。
ロンドンと言えば大英博物館が一番有名ですが、大英博物館しか行かないなんてもったいないです!
ナショナル・ギャラリー(National Gallery)も素晴らしいです。
2020年には「ロンドンナショナルギャラリー展」が開催されますので、その予習にもいかがでしょうか。
目次
ナショナルギャラリー(THE NATIONAL GALLERY)への地下鉄での行き方
ナショナルギャラリーは、地下鉄ベイカールーライン(Bakerloo)とノーザンライン(Northem) のチャリングクロス(Charing Cross) 駅を出てすぐの場所にあります。
駅を出ると、トラファルガー広場があります。
トラファルガーと言えば、「トラファルガーの海戦」で活躍したネルソン提督とライオンがいます。ここも観光地ですので、是非寄ってみてください。
(※トラファルガーの海戦は、イギリス海軍ががナポレオン率いるフランスとスペインの連合軍を破った戦いです。)
かなり大きな像があり、広場も広いので迷うことはないと思います。
トラファルガー広場の先にある立派な建物が、ナショナルギャラリーです。
ロンドンナショナルギャラリーの楽しみ方①まず観たいものから!
ナショナルギャラリーに限らず、ロンドンの博物館や美術館は日本とはスケールが違います。
美術館は、とにかく展示数が多いので、観たい作品があれば、まず、そこを目指すことをおすすめします。
https://www.nationalgallery.org.uk/
日本の美術館は、入り口から順番に展示を巡ることが多いと思うのですが、順番などないですし、地図を見て、まず目的地に向かわないと、観たい作品を見逃すことになります。
ガイドブックのおすすめに行ったり、美術館に地図がありますし、HPで確認をするのも良いと思います。
その中で、私の個人的なおすすめを紹介したいと思います。
ナショナルギャラリーのおすすめ作品①レオナルド・ダ・ヴィンチ「岩窟の聖母」
私が、一番見たかった作品は、レオナルド・ダ・ヴィンチの「岩窟の聖母」です。展示室66にあります。
なぜ、これが観たかったかというと、小説「ダ・ヴィンチ・コード」が好きだからです。
「岩窟の聖母」は、小説の中にも出ていて、小説を読んだ時から興味津々でした。
この絵には、真贋の諸説があり、それもミステリーで面白いです。
私は専門家ではないので、ミステリーを楽しむだけで良いのです。しかも、初めてのダ・ヴィンチ、何百年もこの絵を巡ってミステリーが繰り広げられるなんて、それだけでもワクワクしませんか。
日本に来ることはまずないでしょうし、仮に日本に来たとしても人だかりの中で10秒ぐらいしか見られないかもしれません。
ナショナルギャラリーのおすすめ作品②フェルメール
日本で大人気のフェルメールも、ナショナルギャラリーに二点あります。場所は展示室16です。
日本で開催した「フェルメール展」に行っても、値段も高く、時間も指定だったり、それなのに立ち止まって見ることができないぐらい人がいたりして、対面時間は1分ぐらいで終わってしまこともありました。
繰り返しになりますが、ナショナルギャラリーは入場無料なので、しかも常設ですから、いつでも好きな時に、フェルメールを観ることができます。
しかも、日本のように混雑していません!
このコーナーには他のオランダ絵画もありますので、このコーナーだけでも日本の企画展ぐらいのボリュームがありました。(しかも無料)
ナショナルギャラリー企画展 コートールド美術館展
ナショナルギャラリーの中には企画展もあります。企画展は有料ですが、なんと私が行った2018年11月は、日本でも開催の「コートールド美術館展」を開催していました。
日本開催より一足先に、モネ、ルノアール、セザンヌなどの展示を観ることができて、とてもラッキーです。
日本のコートールド美術館展にも行きましたが、ゾロゾロと並んでいて、この写真のようにゆっくり鑑賞ができるだけでもすごいことではないでしょうか。しかも写真撮影OKでした。
実は、この時は、「印象派展をやている!」と思って見に行っただけなので、まさかこんなに有名な作品をたくさん観られるとは思っていませんでした。そして、その後、これらがそっくりそのまま日本に来るともしりませんでした。
実は、ロンドンに行こうと決めたきっかけの一つに、日本の「モネ展」で見たテムズ川で、絵をみて「そうだ!ロンドンに行こう」となったので、ここに来れたのはモネのおかげでもあります。
コートールド美術館展は東京、愛知、神戸と巡回します。
印象派が好きな方にはおすすめの美術展です。
ロンドンナショナルギャラリーの過ごし方、ターナー、肖像画、宗教画など
これもナショナルギャラリーに限らないことですが、美術館の中のインテリアも素敵ですし、展示品のスケールも大きいので、特に観たい絵画がない場合でも、中にいるだけでヨーロッパを感じることができるので、やはり一つは美術館に行っていただきたいです。
天井もヨーロッパらしくて、特に絵画を観なくても、ここにいるだけでも優雅な気持ちになります。
ナショナルギャラリーの作品は日本に来ることがあるかもしれませんが、この空間だけは、本場に行かないと体験できません。
これが無料なんてさすが「大英帝国」です。
ロンドンナショナルギャラリーの過ごし方②カフェで英国菓子を楽しむ
たくさん歩き回って、たくさん絵画をみて、体も脳も疲れたらカフェでお茶をしましょう!
私は美術館も好きですが、美術館のカフェが好きで、美術館に行ったらカフェに寄るのも楽しみの一つです。
ナショナルギャラリーにも併設のカフェがいくつかあり、散々歩き回ったので休憩しに、ナショナルダイニングルームス(National Dining Rooms)へ行ってみました。
美術館のカフェもいくつか行きましたが、どこも英国菓子がありますので、美術館のカフェでお菓子を食べるのも良いと思います。
イギリスの伝統のお菓子のキャロットケーキ(£4.75)とアッサムティー(£3.5)にしました。
紅茶が鉄瓶で出てきました。
英国菓子の代表は、ヴィクトリアサンドイッチですが、ケーキはどれも大きく(日本のケーキ二個分)、甘そうだったので、キャロットケーキを選んでみました。
これが美味しくて、正直なところ、美術館のカフェだし、味に期待をしていなかったのですが、美味しい英国菓子が食べられて嬉しかったです。
紅茶は、「アッサムセカンドフラッシュ」と書いてあり、わざわざ紅茶のシーズンも書いてあるなら美味しいかな?と期待をしていたら、普通でした。
でも、お茶が鉄瓶にたっぷり入っていて、ほっと一息したのと、南部鉄瓶が世界に普及していることに嬉しくなりました。
フランスで人気のカラフルな南部鉄器ではなく、ペインティングされていない伝統の南部鉄瓶も、外国で見るとおしゃれに見えるのが不思議です(笑)
ティーカップや鉄瓶と比べると、ケーキが大きいのがわかるでしょうか。
ケーキが夕飯になりました。
ナショナルギャラリーに行ったら、ぜひカフェにも足を運んでみてください。
ロンドンナショナルギャラリーのおすすめ、まとめ
ナショナルギャラリーの所蔵品は2300点もあるそうで、とても1日では回り切れないので、有名なものや見たいものを絞って、そこを目指していくのが良いと思います。
計画的に見てきたはずが、私は、ゴッホの「ひまわり」を見てくるのを忘れてしまいました。ちゃんと回ろうと思っても行きそびれることもあるので、観たいものがあるならば先に行き、特になければ、ふらふら歩くのも新しい出会いなどあって良いかもしれません。
次回は見逃してしまったゴッホにするか、ターナーをちゃんとみてくるかなど、テーマを決めて何度でも行きたいですし、もちろんカフェでお茶もしたいです。
最後に、床も素敵でしたので、上も下も見てみてくださいね。
今回のイギリス旅行は一人旅の個人旅行でした。そのため、誰かといるとちょっと遠慮をしてしまう場所に好きなだけいるという過ごし方をしてみました。
ロンドンの美術館や博物館は無料で入れるところも多く、何回でも自由に行くことができ、ロンドン滞在の半分は、美術館や博物館で過ごした気がします。
観光するお金がない、あまりお金をかけたくない場合も、美術館はおすすめです!
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