大英博物館(Britishu Museum)
ロンドン観光で絶対に外せないのは、世界一の規模を誇る大英博物館です。
イギリス旅行の間に、日本人にはほとんど合わなかったのですが、大英博物館はツアーにも組み込まれているようで、久しぶりに日本語を聞きました。
ツアーだと、有名どころを2~3時間で巡るようですが、個人旅行だから行ける場所などもご紹介したいと思います。
大英博物館の行き方
大英博物館
地下鉄のTottenham Court Road駅から徒歩5分程度です。
毎日10時から17時まで開いていて、金曜日は20時半までなので、昼間は観光してから、夕方から行くのも良いと思います。
なんと、入場料は無料です。
入り口でセキュリティチェックがあります。
大きな荷物は持ち込めないので注意してください。
外観は、ギリシャ風の建築で、この日は、ロンドンらしくない晴天で、ひときわ美しくみえます。
展示品
大英博物館といえば、ロゼッタストーンなどの古代エジプトの展示で、東京でエジプト展があれば必ず行くほどのエジプト好きとしては絶対に外せません!
しかし、今回の一番の目的は、「ポートランドの壺」で、地図を見て、真っ先に向かいました。
ポートランドの壺
紀元前14~27年頃、ローマで作製されたと言われているガラスの壺で、古代ローマングラスの最高傑作と呼ばれていて、ポートランド公爵夫人が所有していたことから、「ポートランドの壺」と呼ばれるようになりました。
ウェッジウッドの創業者のジョサイア・ウェッジウッドが、この壺を借りて、この壺とそっくりなものをジャスパーウェアで再現しました。
まだ陶磁器が作られ始めた時代の作品です。相当の苦労があったようで、でも、完成後には、世間の注目を浴びるのは当然のことのように思います。
今でも、ウェッジウッドのロゴマークの「W」をよく見ると、壺の形になっています。この壺がポートランドの壺です。
この壺は、今はガラスケースに入っていますが、以前はそのまま展示してあり、割れてしまったそうで、その際にウェッジウッドのポートランドの壺を参考に復元したそうです。
ウェッジウッドの壺がどれだけ精巧にできていたかわかるエピソードですよね。
たしかに、よく見るとヒビが入っていました。
ウェッジウッドが好きな方は必見です。
古代エジプト
入り口を入ってすぐにエジプトのコーナーがあります。
日本では見ることが出来ない大きな彫像がたくさんあります。
一番有名なロゼッタストーンは、人だかりになっているので、すぐにわかります。
大英博物館で一番の展示物で、エジプト考古学史上最大の発見といわれているロゼッタストーンは、見ておく価値はあります。
しかし、とても細かい字がたくさん書いてあり、「なるほど」と思っただけで、私の興味はファラオの像に移ります。
アメンホテプ3世の像もとても大きく、これは、他の国には貸し出せないでしょうね。
エジプトの展示はたくさんあり、最初の感想は、「あー、持って来ちゃったのねー」でしたが、エジプトにそのままあったら、恐らく壊されているでしょうし、イギリスが持って帰ったから、現在までこの状態で保存されていて、21世紀の私たちが見ることができるのかもしれませんね。
エジプトの展示にワクワクして、ここから離れられません。エジプトだけで1時間以上いたので、ツアーだと物足りないと思いました。
ロゼッタストーンよりこちらが好きでした。
壁画もたくさんありました。
アッシリアの壁画も素晴らしかったです。
ミイラの展示もありますので、好きな方は是非見てください。
死者の書もあります。
その他の展示、モアイや陶磁器など
エジプトだけではなく、古代ギリシャの彫刻、イースター島のモアイ、陶磁器もたくさんありました。
イースター島には行ってみたいけど、「生きている間に行けるだろうか」、と思っていたので、まさか、ここでモアイ像に会えるとは思わなかったので嬉しくなりました。
ウェッジウッドのフロッグサービスもありました。
フロッグサービスは、エカテリーナ2世に贈られたディナーサービスで、英国の風景が描かれて、「蛙の宮殿」と呼ばれていた宮殿用に蛙の紋章が入っています。ディナーサービスとは、ディナー用の食器セットです。
最初は、「食器に『蛙』なんて・・・と思ったのですが、夏の短いロシアでは蛙がいることは喜ばしいことなのだろうと知ると、エカテリーナ2世への最高の贈り物だったのではないかと想像することができますね。
とにかく広い大英博物館は、エジプトコーナーが一番混んでいて、次にギリシャ、陶磁器コーナーは、ほとんど人がいないため、見放題です(笑)。
陶磁器とエジプトでお腹がいっぱいになり、ギリシャはなんとなく見て、チェスの原型の「ルイスの駒」は見るのを忘れてしまいました。
それでも、エジプトと陶磁器だけでも十分満足です。
ミュージアムのカフェ
レストランもあり、こちらでアフタヌーンティーもできるようです。
一階に軽食が取れる場所もあります。
この後、アフタヌーンティーにいく予定だったので、ハーブティーにしました。
紙コップも可愛いです。
お茶だけ買ったら、レシートに、当日中にケーキを買うとコーヒーがつくチケットがついてきました。
これはお得ですね!
ケーキも充実していました。
入場無料なので、カフェがわりに使えていいですね。
お土産
有名なのがラバーダックスで、「世界の果てまで行ってQ」で出川哲郎さんも買いに行っていました。
他にも面白いものはたくさんあり、ロゼッタストーンチョコレートやミイラチョコレートなどの受け狙いのようなものや、子供用の歴史の本もあり、お土産も充実しています。
こちらがミイラチョコです。
こちらを開けると何が出てくるでしょうか?
ミイラです(笑)。
こちらは全部ホワイトチョコレートでした。
日本だと、中にクッキーが入っていることも多いですが、シンプルにチョコのみで、「こんなチョコの塊を食べるのか?」と驚きましたが、イギリス人はチョコレートの消費量が多いそうですので、それを聞くと納得です。
こういう面白いお土産もありますし、子供の歴史の本は勉強になりそうです。
子供の頃にこういうものに触れたかったと思ってしまいました。
お子様連れの方は、是非、大英博物館に行って欲しいです。
まとめ
こんなに素晴らしいものを集め、しかも無料で解放してしまうなんて、さすが「大英帝国」です。
子供や学生さんもここで勉強ができるし、羨ましい環境です。
大英帝国の繁栄と偉大さを感じました。
とにかく広いので、何を見るか決めて、地図を見て、まずそこから行くことをお勧めします。少なくとも3時間は時間を取った方がいいですし、3時間でも足りません。
カフェやレストランもあるので、丸一日いることも可能です。
次にロンドンに行く時も大英博物館の時間はたっぷり取りたいです。
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