群馬県前橋市のヴィクトリアコテージに行きました。

ヴィクトリアコテージは、もともとは結婚式場の「アルバート邸」の一部として使われていた英国邸宅です。英国建材を使った建物は、日本にいながら本場の英国建築に触れられる貴重な空間でした。
閉館に伴い取り壊しの危機にありましたが、ChaTea紅茶教室によって受け継がれ、新たな形で再生されることになりました。

一般公開前に生徒限定のアフタヌーンティー付き邸宅ツアーに参加してきました。特別にプライベートな部屋にも入れ、ここがとっても「本場英国よりも本格的な英国」で素敵でした。館内の紅茶博物館やアフタヌーンティーをご紹介します。
目次
ヴィクトリアコテージとは、旧アルバート邸について
ヴィクトリアコテージは、前オーナーが英国の「ロイヤル・アルバート・ホール」の150年以上前の扉を入手し、この扉に合う建物を建てるというコンセプトから始まりました。
英国住宅専門のコッツワールド社が現地調査を重ねて、英国から建材を輸入し、本格的な英国建築として誕生したのがアルバート邸です。
美しい赤レンガはレンガ自体もレンガを積む技術も本場そのもの。

外観だけではなく、内装もこだわりぬかれていて、壁紙、オークパネリング、床など一つ一つにこだわりがあり、物語があります。

職人の技術とこだわりが詰まった建物でしたが、運営会社のウエディング事業からの撤退で、建物の閉館が決まり、取り壊されることになりました。
しかし、アルバート邸の中の建物の中でレストランとして使われていたコテージをChaTea紅茶教室が買い取り、「ヴィクトリアコテージ」として生まれ変わることになりました。
そして、残念ながら、アルバート邸のその他の建物は、もう解体されています。

壊される前に実物を見てみたかったです。
受け継がれたヴィクトリアコテージ
旧アルバート邸のレストランだったコテージが、ChaTea紅茶教室によって「ヴィクトリアコテージ」に生まれ変わりました。
教室の代表の立川碧先生の自宅兼教室と店舗がコッツワールドが手がけた英国建築で、このアルバート邸の素晴らしさを誰よりも理解されていて、また、ここで結婚式を挙げた人たちの思い出の場所でもあり、「これほど素晴らしい建物をなくしてしまうのはあまりにも惜しい」と思われたそうです。
そんな思いから、建物の取得を決意し、ヴィクトリアコテージとして新たなスタートを切ることになりました。

しかも、受け継がれたのは建物だけではありません。
披露宴会場で飾られていた「ヴィクトリア女王とアルバート公の家族の肖像画」や新郎新婦の高砂の椅子も買い戻して、このヴィクトリアコテージにあります。
たくさんの方のここでの想い出もまた、引き継がれているのです。
ヴィクトリア朝の世界が広がる館内
私は、一般公開前に館内ツアーに行ったので、今回は特別にプライベートな空間も見学することができました。
こちらはベッドルームです。

壁紙、家具、カーテン、全てにこだわりがあり、「展示」ではなく実際にここに泊まれるなんて、夢のような空間です。
ドレッサーも素敵で、こちらは以前はドレッシングルームだったそうで、まさにドレス姿の人がそこにいそうです。

ドレッサーの上の小物も素敵でした。

私が一番気に入ったのは、窓の横のソファーです。ここでお昼寝したい!

もう一つ、ゲスト用の寝室があり、こちらは中世っぽいインテリアです。

二階にはプライベート用の小さいキッチンがあり、ウィリアムモリスの壁紙で素敵でした。

まるでドールハウスのようなこちらのお部屋は、今後、貸し切りのアフタヌーンティーができるようになるそうです。

このお部屋だけでも大興奮です。
館内には、紅茶博物館もあります。

2019年に神戸ファッション美術館で開催された「アフタヌーンティーのよそほい」展を思い出しました。
その時の記事はこちらです。
神戸ファッション美術館「アフタヌーンティーのよそほひ」展の見どころ | 地球で遊ぼう、気まま旅

貴重な資料や食器もたくさんあるので、こちらは是非見てみてください。
あと、もう一つの見どころは、なんとお手洗いです。こちらの洗面台もイギリスから輸入されたもので、もう手に入らないとのことです。

絨毯や床も全てこだわりがあり、建物すべてが撮影スポットでした。
ヴィクトリアコテージで理想のアフタヌーンティー
いよいよ、アフタヌーンティーです。

大きなシャンデリアとアンティーク家具とミルクティー色の壁。
奥にはコンサバトリーがあります。

アフタヌーンティーは、サンドイッチ、スコーン、キャロットケーキ、チョコレートファッジケーキでした。ChaTea紅茶教室は、英国菓子の販売もしており、テレビにも出たり百貨店の催事でも大人気なのです。

紅茶は、ヴィクトリアコテージブレンドとヴィクトリアローズ。
ティーカップは、ヴィンテージのもので、ロイヤルドルトンのレディ・ベッドフォード。ベッドフォード侯爵夫人はアフタヌーンティーを始めた人で、ティーカップにも物語があります。

ヴィっくとリアコテージが描かれたペーパーナプキンも、フォークもナイフも全てが揃っています。
紅茶は購入もできます。

インテリアなどの空間、お菓子、紅茶、ティーカップ、その全てがそろった私にとって理想のアフタヌーンティーでした。
ヴィクトリアコテージの感想
まず、邸宅ツアーの前に、ヴィクトリアコテージの全身のアルバート邸の誕生からレクチャーがありました。
英国から輸入した建材を使い、建築家や職人の技術と情熱によって作られた本格的な英国建築。その背景を知ったことで、館内を知る楽しみがさらに増しました。

また、この建物は結婚式場として多くの人に愛されてきた場所でもあります。建物の美しさだけではなく、ここで過ごした人たちの想い出もまた、この場所の大切な財産なのだと感じました。
英国では歴史ある建物を大切に受け継いでいく文化があります。取り壊しの危機を危機を乗り越え、ヴィクトリアコテージとして新たな歩みを始めたことも、英国らしさを感じました。

ヴィクトリアコテージのアクセス・予約について
ヴィクトリアコテージは、新前橋駅から車で15分ほどです。
現在は、アフタヌーンティー付きの邸宅ツアーを開催していて、日程は公式SNSなどに載っています。
個人的には、クリスマスシーズンにもイベントがあるのではないかと楽しみしています。
もしかしたら、本場のイギリスよりもイギリスらしい場所かもしれません。公共交通機関だとちょっと不便ですが、近くには温泉もあり、温泉旅行と本格的アフタヌーンティーという組み合わせで旅行するのもいいですね。

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